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立場変わった松山英樹 大歓声に「耳が痛い」

飛ばし屋・ワトソンと談笑。メーングループのひとつで回る松山は2アンダースタート

アリゾナ州のTPCスコッツデールで開幕した米国男子ツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」初日。日没サスペンデッドの前にホールアウトした松山英樹は4バーディ、2ボギーの「69」(パー71)で回り、2アンダーの暫定29位タイで滑り出した。

ツアー初優勝を逃し4位に終わったのが、ちょうど1年前。コースの半分以上のホールにレイアウト変更を加えても、松山は淡々とアンダーパーをマークした。前半3番(パー5)で、右サイドから2段グリーンを下らせ、スピンで止める見事なバンカーショットでバーディが先行。ティショットをピン左2.5mにつけた7番(パー3)、奥から4mをカップにぶち込んだ9番と、アウトで3バーディを奪った。

全ホールでパーオンに成功した前半9ホールとは打って変わり、インは苦しんだ。バーディを逃した13番(パー5)、最初のボギーを叩いた14番はいずれも1Wショットを左に曲げるミスから。15番(パー5)はフェアウェイから4Iでの第2打を池に落として連続ボギーを叩いた。

それでも沈黙ムードでは終わらない。最終18番、1Wでフェアウェイの右サイドを捕えると、距離感に悩まされ続けた硬いグリーンに対して、50度のウェッジで絶妙なスピンコントロールでピタリ。「途中の13、14、15番でバタバタしたけれど、最後は明日に向けていい感じ。(ショットは)そんなに悪い感じじゃなかったんですけどね。ミスもいっぱいありますけど、許容範囲で収まっているところもある」。1m強のバーディパットで、初日のラウンド締めくくった。

米ツアー本格参戦後、初の優勝争いを演じた昨年大会から、立場は大きく変わった。トーナメント優勝者のネーミング以上の期待値が、毎週の予選ラウンドの組み合わせに表れている。今大会の同組選手は「マスターズ」を2度制したバッバ・ワトソンと昨季のフェデックスカップ王者のビリー・ホーシェル。前の組にはタイガー・ウッズもいる。

期間中に50万人以上を動員する大会は初日から、11万8461人のギャラリーが集まった。「去年はこんな組に入ってなくて、もう少し静かにやれた。打つ時は気にならないけど、歩いている時に(歓声で)耳が痛いなあって思った」。大砲ワトソンの人気は絶大だが、ロープサイドには「マツヤマ」の発音練習をしているギャラリーが多くいる。

2日目は乾季のアリゾナらしからぬ雨予報。「グリーンが軟らかくなる。スコアが伸びやすくなると思うが、遅れないように頑張りたい」。暫定首位とは5打差。全米一の大観衆も、挽回を疑わない。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)


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