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名物ホールの名物がなくなる 16番のスタジアム

トーナメントウィークに毎年50万人以上のギャラリーを動員する「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」。TPCスコッツデールは今年も開幕前から喧騒と熱気に包まれている。26日(月)から28日(水)までの3日間で、早くものべ12万1140人が来場したが、今年は選手に名物ホールでの“自粛ルール”が通達されている。

16番はホールの周囲360度にギャラリースタンドがそびえ立つパー3。1万5000人以上が入る客席の外には、朝から長蛇の列ができる。大歓声と大ブーイングが入り乱れる“スタジアム”はまさに野球場さながら。「お静かに!」が基本のゴルフ場で、異空間を味わえる場所だ。

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ところが、今大会は選手ロッカーに「スタンドにものを投げ入れたり、蹴り入れたりするのは禁止」という張り紙がある。ギャラリーの安全を考慮したとのことだが、選手たちは同ホールで、自身の契約メーカーのグッズなどをスタンドに投げ入れ、ファンにプレゼントしたりするのが恒例だった。毎年大会最終日にはNFL・スーパーボウルが行われるため、ティからアメフトのボールを蹴り入れたパドレイグ・ハリントン(アイルランド)のパフォーマンスも名場面のひとつだった。

また、それぞれのキャディがティグラウンドからグリーンまでの砂漠地帯で競争する“キャディレース”も、「キャディの安全を守るため。重いバッグを持って走るのは危険」という理由で禁止された。

3度目の出場となる石川遼は「なにかとここ数年で規制が加わっている。タイガーがホールインワンした時(1997年)、ロープの中にたくさんものが投げられた時に比べれば、落ち着いてきたと思うけど…」と、ちょっぴりさびしそう。ギャラリーもその事実を知ってか、開幕前日のプロアマ戦の最中に「キャディレース!キャディレース!」と、何度もコールが響いていた。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

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