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歯も戻った…ウッズがツアー復帰「スピード戻った」

タイガー・ウッズが29日(木)開幕の「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で2014―15年シーズンの自身初戦を戦う。腰の故障などで戦列を離れていたウッズは、昨年末のチャリティイベント「ヒーローワールドチャレンジ」で実戦復帰したが、ツアー競技としては、昨年8月のメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」以来、5か月ぶりだ。

開幕2日前に会場のアリゾナ州TPCスコッツデールでアウト9ホールの事前練習を行ったウッズ。コースは昨年に大幅な改造が加えられ「天候によってスコアは大きく変わるだろう。ここは(基本的には)ロングヒッターがまず有利だが、彼らも配置の変わったバンカーに入るようになる」と話した。

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年末年始の休養を経て、体重などフィジカル面も戦える状態に戻った。12月の「ヒーローワールド―」では相次ぐアプローチミスから試合勘の欠如をうかがわせたが、新コーチのクリス・コモとのスイング改造に取り組みながら、チッピングも反復練習で修正。なにしろ「スピードが戻ってきたのが楽しみな要素。15年前の数字に届きそうなところにいる」とショットに関する手応えが、ウッズを笑顔にさせた。

2週前には恋人の女子アルペンスキーヤー、リンゼイ・ボンを驚かせようと訪れたイタリアでのW杯会場で、前歯がかけるアクシデントに見舞われた。「僕の右前方にいたカメラマンが立ち上がった時に顔にぶつかった。」。痛みで食事も摂れないほどだったというが、米国に帰国してから治療をした。

トーナメントウィークにのべ50万人以上の観衆を動員する同大会への出場は14年ぶり。1997年には、名物ホールの16番(パー3)でホールインワンを達成。99年には13番でボールのそばにあった巨大な岩を「動かせる障害物」として、ファン数人の協力によって退かしてもらった。悪質なギャラリーからラウンド中にオレンジを投げつけられた2001年大会を最後に長らく欠場していたが、今年はどんなエピソードが生まれるだろうか。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

2015年 ウェイストマネジメント フェニックスオープン



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