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石川遼 5試合の国内ツアー出場義務について改めて疑問

2015/01/16 00:06

22日(木)開幕の米国男子ツアー「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で2015年初戦を迎える石川遼が、欧米ツアーのメンバーに対して日本ツアーが設定する5試合の出場義務規定について改めて苦言を呈した。

石川は15日(木)、羽田空港から渡米。松山英樹が「5試合に出られる確証がない」として今季の国内ツアーメンバーへの登録を行わなかったことについて「出場義務を設けたところで、英樹みたいに考えることもできる。(ツアーは)学校じゃない。選手一人ひとりが事業主。それぞれが決められること」と、大いに理解を示した。

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昨季日本で10試合に出場した石川は、メンバー登録を継続。それでも「僕は去年、5という数字をクリアしようとして出たわけではなく、ただ出たい試合に出たら5に達しただけ。規定を気にしたことはなかった」という。「今年も出たい試合に出させていただく。英樹も出たい試合に出るはず。僕はこの規定に疑問を抱いている」。現段階で「日本の5試合」消化を重視したスケジュール編成は頭になく、今年の米ツアーとの兼ね合いによっては、石川も5に到達しない可能性すらある。

かねてから、「アメリカだけでなくアジア、ヨーロッパに選手を出しにくくする規定。みんなが賞金王や複数年シードを持って海外に行くわけではない」と、同規定を疑問視してきた石川。「こういう規定を作らせてしまったのは、僕を含めて日本の選手層の薄さではある」と、国内での活躍に終始していた近年の日本人選手の代表として反省の弁を述べる。

しかし「いい選手がどんどん出てくることしか解決への道はないと思う。でも、いい選手が海外に出て活躍するためには、この規定があっては難しい。結局“自分で自分の首を絞めている”状況になる。選手を縛っているようで、一周回って、(規定を作った)JGTOが苦しくなるのではないかと思う」と、将来のツアーを不安視していた。(東京都大田区/桂川洋一)

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