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最後は“感覚任せ” 松山、8バーディで1打差5位へ

松山英樹のキャディバッグにはPW以下、50度、56度、60度のウェッジ4本が入っている。マウイ島にあるプランテーションatカパルアで行われた「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」の2日目、このウェッジを含むショートアイアンの活躍で、松山はリーダーボードを駆け上がった。

8時15分にブライアン・ハーマンとともにティオフし、1番のボギーで幕を開けたが、これがこの日唯一のボギーとなった。5番(パー5)で2オンに成功してタップインバーディとすると、7番で125ヤードを3.5mにつけて2つ目。

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2打目でグリーン手前の花道まで運んだ9番(パー5)で、アプローチを1mに寄せると、そこから4連続でのバーディ奪取となった。10番は50度のウェッジで1m、11番(パー3)は9Iで2m、12番は56度で1.5m。だが、本人はいたって冷静だった。「ショットがついて4連続というのは、自分の中で獲った感じがしない。4、5m(のバーディパット)が4回連続入った方が、獲った、気持ちいいなって感じがする」。

フェアウェイキープ率は、昨日の46.7%から73.3%へと上昇したが「感触はすごく悪い」。フィニッシュでクラブから手を離す場面が目立ったが、それでも球は曲がらなかった。

「感触が悪くてもフェアウェイに行っているし、ショートアイアンは良いので、その分チャンスは増えている。明日も感触はどうであれ、フェアウェイに行ってくれればチャンスは増えると思いますね」

最終18番(パー5)のグリーン周辺は手前にハザード(ブッシュ)が横たわり、左奥へとドッグレッグしていく形状。3Wでの2打目は「だいぶミス」と右のフェアウェイに止まり、ピンまでは約100ヤード。スタート前に手にしたピンポジションが書かれたシートには、ピンは手前エッジから31ヤードと書かれていたが「絶対違うよね?」と進藤キャディとうなずきあった。

実際は手前から41ヤードだったが、この3打目を2.5mに寄せてバーディ締め。「あそこまで違うと分かりやすいけど、(ピンポジションのシートを)見ない方が良いんですかね」と、この日8個目のバーディを奪い、けろりと笑った。

実は、朝一番で進藤キャディがシートを入手した後、ピンポジションが修正されていた。松山本人は1番ティで“Revised”と書かれたシートを手に入れたが、それを見ずに、進藤キャディのシートを見ていたために起きた勘違いだった。そんな些細なトラブルもバーディで報われるのだから、“流れ”は来ている?(ハワイ州カパルア/今岡涼太)

■ この日の記録メモ

*1日7アンダーは米ツアーでの自身最多アンダーパー(これまでは6アンダー)
*1日8バーディは自身の1ラウンドでの獲得バーディ数最多タイ(直近では14年のドイツバンク選手権2R)
*ベストスコアは14年のクラウンプラザインビテーショナル3Rの「64(6アンダー)」

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