うだるような暑さと湿気…プロアマ戦でタオルを振る松山

米国男子ツアーとアジアンツアーの共催競技「CIMBクラシック」は30日（木）、マレーシアのクアラルンプールG＆CCで開幕する。松山英樹は29日（水）の午前中のプロアマ戦で、2年連続出場となる大会への準備を整えた。

新シーズンの開幕2試合を戦った後、前週は日本でオフをとっていた松山。「先週は何にもしてなかったんで」と、この開幕前日も試合で使う倍以上のクラブをコースに持ち込み「まだ状態は戻ってないですけど、これから試合をやっていく中で少しずつ、つかんでいければいい」と淡々とプレーした。

＜＜　下に続く　＞＞

リラックスムードを漂わせながらチェックしたコースの印象は「距離が長くなっている場所もありますし、昨年よりも狭く感じる。グリーンも小さいし、昨年よりも難しい感じがします」。アップダウンの多い6967yd、パー72の設定は「いかに長いホールで頑張って、我慢できるかというところだと思う。ティショットがやっぱりカギ」と、メリハリをつけた攻略がポイントになりそうだ。

PGATOUR.COMによる各試合前の恒例、パワーランキング（優勝予想）では、セルヒオ・ガルシア（スペイン）、パトリック・リードに次いで3位。今週も上位に予想されたが「パワーランキングに関しては、あまり僕は興味がなくて。上の方にランクインされて、それが試合の結果になればうれしいけれど、そうもいかないのがゴルフ。予想に過ぎない」と、周囲の期待とは冷静に一定の距離を置く。

連日、湿度90％超の雨季のマレーシア。うだるような暑さに対しても、クールに構えてプレーする。（マレーシア・クアラルンプール／桂川洋一）