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最年少の年間王者、27歳ホーシェル「人生で最高の瞬間」

「本当に幸せだ。信じられない」。2013-14年シーズンの米国男子ツアー年間王者に27歳のビリー・ホーシェルが輝いた。全4戦にわたるフェデックスカッププレーオフで、第3戦、最終戦を2連勝。「ツアー選手権byコカ・コーラ」では世界ランク1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)を振り切って、ジョージア州イーストレイクGCに名を刻んだ。

マキロイとともに首位タイでスタートした最終日は、ジャスティン・ローズ(イングランド)らに猛追を受ける展開。ジム・フューリックには終盤一時的に首位に並ばれたが、15番(パー5)のバーディで再び1ストロークをリード。続く16番ではティショットを右の林に曲げながら9mのパーパットを沈め、力強くガッツポーズを繰り返した。

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2年前に年間王者となったブラント・スネデカーらを指導するコーチ、トッド・アンダーソン氏に師事し、苦手のパッティングについて、グリップをこのプレーオフ期間中に修正。「いいスピードでラインに乗せられるようになった」という効果が、最も緊迫感のある局面で発揮された。

「シーズンの初めにはこんなことが起こるとは想像できなかった。でもサポートチームのみんなを信じて、みんなも僕を信じて、顔を上げさせてくれた」

歴史に残るラストスパート。ホーシェルはレギュラーシーズンをポイントランキング69位で終え、プレーオフ第1戦「ザ・バークレイズ」で予選落ちしたが、続く「ドイツバンク選手権」でクリス・カークに敗れて2位となると、第3戦「BMW選手権」でリベンジ優勝。そして最終戦の完全優勝につなげた。終盤3試合は全ラウンドで60台をマーク。12ラウンド連続の60台は、12年のマキロイの11ラウンド連続を抜きプレーオフ史上最長となった。

10ミリオンドル(約10億7000万円)を獲得した頼もしい男を愛する妻の姿は、先週も、今週もコースになかった。第一子の出産を控えているからだ。「もうすぐ生まれるんだ。だからいくら稼いだっていい。でも彼女が驚きすぎて、急に産気づかないように祈ってる。それにしても信じられない。2週間のうちに、こんなことが起こった。それに子供まで…今が人生で最高の瞬間だと思う」。わずかな時間で訪れた2つの奇跡に感謝した。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

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