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あのメモリアル以来…松山英樹、トップ5で週末へ

2014/09/06 10:38

鋭い日差しが肌を焼いた初日とは一転、冷たい風にさらされた「BMW選手権」2日目。松山も前半4番の途中から長袖の上着を羽織ってのプレーとなったが、変化に動じなかった。コロラド州のチェリーヒルズCCで開催中の米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフ第3戦。1アンダーの13位タイで第2ラウンドを迎えると、4バーディ、1ボギーの「67」(パー70)で回り、通算4アンダーの5位タイに浮上した。

1オンを狙える1番パー4(346ヤード)でティショットをグリーン右下のラフまで運び、バーディ発進。その後は「ショットは良くなっていない」という内容ながら、前日に得たパットの好感触を持続させた。

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3番ではグリーン手前バンカーからの第2打を“ホームラン”させてグリーンの奥へ。3打目もエッジに乗っただけだったが、パターで沈めてパーセーブ。続く4番もショートサイドのグリーン左奥バンカーからの第3打をピンそばに寄せ、2メートルを沈めた。

7番では10メートルをねじ込み2つ目のバーディとすると、9番で2メートル、10番は3メートルを残したボギーピンチの芽を摘んだ。後半インでの2つのバーディ、13番、17番もいずれも4メートル前後のチャンスを活かしたものだった。

ここ2日間のパット数は「29-25」の計54で全体4位。スコアに対するパッティングの貢献度を示すストロークゲインド/パッティングも、今季平均の「-0.308」を大きく上回る「+1.384」。1ラウンドのうち、今シーズンの平均よりもグリーン上で約2ストローク稼いでいることになる。「スコアを作る上では一番パットが大事。今週2日間は入ってくれるから、スコアを作れている。これをいかに持続できるか」と自信は深まった。

ツアーの統計予測では、現在フェデックスカップポイントランキング30位の松山は、今大会で26位前後の成績を収めれば、次週のプレーオフ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」(ジョージア州・イーストレイクGC)出場の可能性が高いとしているが、これも他選手の動向によって変動する。上位フィニッシュがアトランタへの道に続くことは変わらない。

週末を5位以内で迎えたのは4位に終わった2月「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」、そして初優勝を遂げた6月「ザ・メモリアルトーナメント」以来今季3度目。「いい位置でプレーできているんで、明日からも崩れないようにやっていきたい」。まず目指すのは最終戦ではない。もちろん、2勝目だ。(コロラド州デンバー/桂川洋一)



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