2014年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/07〜08/10 場所:バルハラGC(ケンタッキー州)
松山英樹は36位 消化不良で終えた今季4大メジャー
2014/08/11 08:58
海外男子メジャーの今季最終戦「全米プロゴルフ選手権」が終了し、最終日を56位からスタートした松山英樹は、5バーディ、2ボギーの「68」(パー71)と3つ伸ばし、通算3アンダーの36位で4日間の戦いを終えた。
前半アウトに4つのバーディを重ねて3つ伸ばしたが、後半はパープレーと失速する昨日と同じ展開。その前半も「良い感触というものはなかった。合わせる感じで、たまたま真っ直ぐ行ったショットも多かった」と、及第点には遠い内容だった。
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これで今季の海外メジャー全日程が終了。その他の3試合は「マスターズ」予選落ち、「全米オープン」35位、「全英オープン」39位という結果に終わった。「残念な気持ちの方が強い」と、昨季のメジャー戦績と比べて見落とりする数字に、納得しているはずはない。「来年こそ常に上位で戦えるように、たくさん練習して、体も、技術も、精神的なところも磨いていきたい」と、決意の言葉を並べた。
最終日のリーダーボードを見上げれば、優勝争いの渦中にいるのは同世代のロリー・マキロイ(北アイルランド)と、リッキー・ファウラーの2人。「今年、マキロイやリッキーが(メジャーの)上位で戦えているのは、それまでの練習があるからだと思う。僕も頑張って練習しないといけない」。
先月の「全英オープン」でも優勝を争った2人の背中は、しかし、決して手の届かない距離にあるとは感じていない。「去年は(メジャーの)上位で戦えていたし、少なくとも去年の自分に戻れば上にいけると思う。メモリアルでは勝てているし、(メジャーで)勝てる力があるとは思っている」。自身の可能性を信じる気持ちに、揺らぎはまったくない。
松山は次週の「ウィンダム選手権」に出場後、翌週から開幕するプレーオフシリーズ(全4試合)の第1戦「ザ・バークレイズ」に出場する。(ケンタッキー州ルイビル/塚田達也)