マキロイが史上3番目の若さでメジャー3勝目! 松山&小田は39位
2014年 全英オープン
期間:07/17〜07/20 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)
ウッズは69位で復帰戦終了 WGC、全米プロまでに復調は
「全英オープン」最終日を3オーバー58位タイからプレーしたタイガー・ウッズは、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフを展開して「75」。通算スコアは6オーバー、69位は過去タイガーがプロ転向後、16度目の出場で予選落ちを除くワースト順位だった。
スタートホールで2打目を4メートルにつけてバーディスタートとしたタイガーだったが、その後ショットの切れ味は悪く、グリーン周りの寄せも鋭さはなかった。2番ではグリーン手前からパーセーブができずボギー。7番ではフェアウエーウッドでのティショットを左に曲げ、今週3個目のダブルボギーを叩いてしまう。バックナインに入ると、集中度が途切れてしまったのかインパクト後にクラブから右手が離れてしまうミスショットが多く、ボールは左右に曲がった。
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―全体の振り返って
「どうにか4日間完走できました。残念ながら今日はいいゴルフができませんでした。初日とは違うゴルフの内容。今週はミスが多すぎました。トリプルボギーが2つ、ダブルボギーが数回あり、3パットも2、3回あった」
―今後の予定は
「医者とも相談しないといけない。(手術後)予定よりも数週間早くプレーができるようになり、スピードも増して速くクラブを振れるようになってきている。これはいい方向に進んでいる証拠。もっと実戦感覚が必要ですね。この大会に出場するまで、焦らずに待ったことは良かった。背中のリハビリがどこまでうまくいっているか状態を確認して、どの部分を強化していかなければいけないのかを知ることが必要。今後もトレーニングを積んでスピード感覚を増やしていければ」
―今週ミスがあったのは実戦からしばらく離れていたからでしょうか?
「そうですね、ある程度は覚悟していました。 しかし私自身、リンクスコースのプレーの仕方を知っているし、全英開催のコースで粘り強くプレーできる自信はあった。ここでプレーできると思っていたし、初日はスタートでつまずいた後、良いプレーができた。ただ、その後はミスが多すぎでダブルボギー、トリプルボギーが出てしまった。
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タイガーは風が穏やかだった初日こそ良い内容で3アンダー「69」だったが、風が吹いた2日目からスイングリズムが崩れ、初日できていた右肩のレベルターンでクラブを左に振り抜いていくスイングができていなかった。最終日もショットをした後に何回も素振りをしながらポジションの確認。切り返しのタイミングが安定していないと、上半身とか半身の調和が乏しくなってしまう。練習場ではいいショットを連発していたが、実戦から離れてしまった感覚が錆び付いている印象で、試合中にはミスショットが多かった。
次なる試合は2週間後の「WGCブリヂストンインビテーショナル」。過去7回制覇していて相性のいいコースだ。そしてメジャーは3週間後の「全米プロゴルフ選手権」で、会場は2000年に自身が制したケンタッキー州のバルハラGC(7458ヤード、パー71)。ジャック・ニクラス設計のコースは14年前と比べると改造、改修されている。両会場ともタフなセッティングになるため、ショットの精度を上げ、調子の立て直しに期待したい。
残りの試合でいい結果を出さなければ、フェデックスカップ・プレーオフ4試合の出場チャンスは消えてしまう。現在のランクは212位。125位までの選手がプレーオフ1戦目の出場資格を得る。その後は9月、スコットランド開催の欧米対抗「ライガーカップ」も控えているが、米チーム率いるトム・ワトソンが持っている推薦3枠でタイガーを選ぶのか注目が集まるところだろう。
(解説:アンディー和田)
★最終日ラウンドデータ
75(3オーバー)
フロントナイン 36(1オーバー)
バックナイン 39(2オーバー)
・バーディ: 3ホール
・パー: 10ホール
・ボギー: 4ホール
・ダブルボギー:1ホール
・パー3: 1アンダー
・パー4: 5オーバー
・パー5: 1アンダー
・フェアウエーキープ率: 71.4% (14ホール中 10ホール)
・パーオン率: 66.7% (18ホール中 11ホール)
・合計パット数 31パット
・ドライビングディスタンス 平均 290.5ヤード(計測5ホール 266ヤード、16番ホール 315ヤード)
★ 4日間合計データ
69 - 77 - 73 - 75 = 294 (6オーバー)
フロントナイン: 8オーバー
バックナイン: 2アンダー
・バーディ: 15ホール
・パー: 10ホール
・ボギー: 9ホール
・ダブルボギー: 3ホール
・トリプルボギー:2ホール
・パー3: 3アンダー
・パー4: 15オーバー
・パー5: 6アンダー
・フェアウエーキープ率: 66.1% (56ホール中 37ホール)
・パーオン率: 66.7% (72ホール中 48ホール)
・合計パット数 119パット
・ドライビングディスタンス 平均 292.1ヤード(計測ホールは5番ホールと16番ホール)
5番ホール:258-340-268-266ヤード
16番ホール:298-293-299 -315ヤード