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2014年 全英オープン
期間:07/17〜07/20 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)

最多タイの8バーディ 小田孔明、トリプルボギーにめげず「67」

2014/07/21 04:54

有言実行の「67」だ。英国ホイレイクにあるロイヤルリバプールで行われた海外メジャー
「全英オープン」最終日、通算4オーバーからスタートした小田孔明は8バーディ1トリプルボギーで5つスコアを伸ばし、通算1アンダーの39位タイ。前日の宣言通り、アンダーパーまでスコアを戻し、「あー、気分がいい」と満面の笑みでホールアウトした。

国内ツアーで2008年、11年、13年と3度バーディ獲得数でトップに立った小田が、メジャーの舞台でもその本領を存分に発揮した。「(昨日の雨で)フェアウェイが軟らかくなった分、ターフも取れたし、球を押し込めてまっすぐ行ってくれた」。

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2番でバーディを奪った直後、3番ではフェアウェイからの2打目が右へと飛び出して痛恨のOB。「5Iで捕まえようと思ったら、ダフって(右へと)“ペラって”しまった」と、5オン2パットのトリプルボギーとしてしまう。だが、そこから圧巻のバーディラッシュが始まった。

5番(パー5)、6番(パー3)、7番とショットをピンに絡めてバーディとすると、8番ではグリーン右サイドからチップイン。4連続バーディですぐにトリプルボギーを取り返した。

昨晩、帯同するトレーナーの齊田顕経(さいたたかのり)氏に鍼を打ってもらい、足腰の痛みは軽減。「その分、しっかり手をしっかり伸ばすという修正ができた」と、その後も3つのバーディを積み重ねた。

この日奪った8バーディは、最終日で最多タイ。「トップの選手は難しいホールでもドライバーでガンガン行くし、ミスしても簡単にパーセーブする。ああいう攻め方は日本にはない」。この日はドライバーを握る回数を増やし、ちらりとその世界を垣間見た。「勉強するところはいくらでもあるけど、今日みたいなゴルフがうまく続けばトップの戦いができると思う」。

いったん日本に帰国して、次は3週間後の「全米プロ」に出場。今週の「全英オープン」で21,219ポンド(3,559,487円)を加えて、国内ツアーの賞金王争いでもまた、後続を突き放した。世界ランキングも60位へと浮上を果たし、初の「マスターズ」出場も見えてきただけに、夏以降も小田の手綱は緩みそうにない。(英国ホイレイク/今岡涼太)

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