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2014年 全英オープン
期間:07/17〜07/20 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)

松山英樹はマキロイに完敗 「74」で24位へ後退

2014/07/19 06:43

英国ホイレイクにあるロイヤルリバプールで行われている海外メジャー「全英オープン」の2日目、10位から出た松山英樹は3バーディ5ボギーの「74」。一時は通算5アンダーまでスコアを伸ばしたが、後半にボギーが重なり通算1アンダーの24位タイへと後退した。

午前中に吹いた風も、松山がスタートする14時頃には弱まってコースは穏やかな表情を見せていた。リンクスが凶暴な姿を現す前に、稼げるものは稼いでおきたい。各選手が積極的なプレーを見せる中でも、驚異的だったのが松山と同組で回ったロリー・マキロイ(北アイルランド)だった。

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マキロイは出だしの1番こそボギーとしたものの、その後に7つのバーディを奪って連日の「66」。14ホール中6ホールでドライバーを使い、2日間の平均飛距離は333ヤード(5番、16番で計測。松山は253ヤード)を記録。「昨日、ドライバーで打てばよかったと思った」という17番では、追い風に乗って400ヤード近いビッグドライブを披露。パワーと正確性でバーディを量産した。

松山も中盤まではマキロイに食らい付いた。5番ではピン上から10メートル近いバーディパットをねじ込み、10番(パー5)では2打目でグリーン右サイドのラフまで運ぶと、アプローチを絶妙なタッチで50センチにつけて通算5アンダーとした。

だが、12番、15番でボギーを叩き、17番ではドライバーを振り抜いたマキロイとは対照的にアイアンで刻んだディショットが、右サイドのバンカーに捕まってボギーを献上。続く18番のティショットもドライバーを左サイドのバンカーへと打ち込んで、12番以降で4つ目のボギーとした。

「ミス(ショット)もあったけど、マネジメントのミスもあった」。普段は冷静で慎重なマネジメントをする松山だが、その狂いを生んだのは別次元のプレーをしたマキロイだったのか。黒く日焼けした松山の顔から、真相をうかがい知ることは出来なかった。(英国ホイレイク/今岡涼太)

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