“ラフ無し”セッティングの罠 松山英樹は14位後退
2014年 全米オープン
期間:06/12〜06/15 場所:パインハーストNo.2コース(ノースカロライナ州)
残った!谷口徹が4年ぶり決勝へ 矢野東&宮里聖志はワースト2
ノースカロライナ州のパインハーストNo.2で開催中の海外メジャー今季第2戦「全米オープン」2日目。日本地区最終予選を通過して出場の谷口徹がカットラインギリギリで決勝ラウンド進出を果たした。一方、矢野東と宮里聖志は出場156選手中それぞれ155位、156位に沈み、2日間で姿を消した。
谷口は2オーバーの50位タイから出ると、2番ボギー直後の3番でチップインバーディを奪取。その後、ボギーを3つに抑えて「73」。通算5オーバーの60位タイで同大会4年ぶり、2度目の予選通過を決めた。
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「ラスト5ホールは良いプレーができた。いいパットも打てた」と、もう一つも落とせない状況で上がり6ホールでパーを並べた46歳。5メートル前後のバーディチャンスを作り続け、最後まで諦めない姿勢を貫いた。最終18番では「決めれば通る」と覚悟を決めた6メートルのパットがカップに蹴られて全身で悔しがった。
ところが、ホールアウト時点では暫定80位だった順位は午後組のプレーが進行するに連れて浮上を続け、全員のフィニッシュを待ってなんとか滑り込み。「たかが1ストロークだけど、こういうレベルだと“重み”を痛感する」と、口にした言葉は、残り2日の決勝ラウンドで活かされそうだ。
■ 矢野東 7ボギー、3ダブルボギー「83」、通算20オーバー155位
「1、2ヤードの距離感が出ない。2打目の技術の無さを痛感した。このゴルフ場は全く太刀打ちできない。ティショットはフェアウェイキープができたけれど、距離長いからグリーンに乗せるのが精いっぱい。昨日までは海外のツアーに出たいとか意欲に満ち溢れていたけど…悔しい」
■ 宮里聖志 6ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー「81」、通算22オーバー156位
「(前夜に)雨が降って、コースが長くなった。自分の思い通りのショットが打てても、うまくいかない。4番アイアンを(第2打で)一番多く使ったんじゃないかな。ロングアイアン、ショートゲームが課題。ティショットやドライバーが良かっただけに…。またチャレンジしたい。悔しさしかない。(次週は妹の藍が出場)彼女は放っておいても大丈夫」