ニュース

米国男子バルスパー選手権の最新ゴルフニュースをお届け

2014年 バルスパー選手権
期間:03/13〜03/16 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)

理想の100分の1以下でも…石川遼は耐えて2009年大会以来の予選通過

季節外れの寒さの中でスタートしたフロリダ州のイニスブルックリゾートで開催中の「バルスパー選手権」。2オーバーの70位タイで2日目を迎えた石川遼は2バーディ、3ボギーの「72」(パー71)で回り、通算3オーバーの64位タイ。なんとか決勝ラウンドに滑り込んだが、ショットに対し連日の不満を募らせた。

序盤の好スタートも、気休めにはならなかった。石川は出だしの1番(パー5)でフェアウェイを渡り歩き、3打目をピン左1.5メートルにつけてバーディ発進。続く2番では手前から5メートルを沈め2連続。だが、ショットへの不安と背中を合わせたプレーは前日と同じだった。

<< 下に続く >>

中盤に入ると4番、6番、10番、11番と3メートル以内のバーディチャンスを逸するなど、流れに乗りきれないイヤな展開。納得いかない表情ばかりでも、10番まではティショットがすべてフェアウェイを捕えていた。しかし「傾斜に切ってあるカップが多かった」と同伴選手もなかなかチャンスを決めきれず、息苦しさは増していく。

14番(パー5)ではドライバーショットが左に飛び出し、木に当たって飛距離はわずか130ヤード。それでも、なんとか4オン1パットでパーをもぎ取った。15番(パー3)では2メートル、16番は3メートル弱のパーパットを残したが、いずれもねじ込んでみせた。

しかし終盤、ついに息切れ。17番(パー3)では奥のピンに対し、ティショット直後の「Go!」の叫び声もむなしく、手前から20メートルの距離を残して3パットボギー。最終18番ではドライバーで再び左に曲げた。「いいスイングの時はああいう球は出ない。全部置きにいって曲がっている」。3オン2パットで、結局2連続ボギーフィニッシュ。「ショットの割にはスコアが良い。手応え?無いですね。毎日ちょっと違う気がします」と吐き出した。

「理想が100だとすると1…。いや、1もできていない感じがする。コース上で理想を求めてやろうとすると、とんでもなくなりそう。自分のやろうとしてることが、トライすらできていない」と自己評価はいつになく厳しい。

それでも粘った甲斐は確かにあった。同大会での予選落ちは4年連続をもってピリオドを打ち、明日は再び実戦での鍛錬ができる。「試合の中でしか学べないものがある。試合の中でアプローチ、パットは磨かれていく。ショットも練習場で良くても、それは身に付いたとは言えない。コースでできた、その一球が(体に)染み込んでいく」。最終日の出場選手制限(MDF)によるセカンドカットも気になるポジションだが、まずは土曜日の18ホールを無駄にはしない。(フロリダ州タンパ/桂川洋一)

関連リンク

2014年 バルスパー選手権

GDOゴルフ速報アプリ

松山英樹や石川遼の活躍をiPhoneへお届け【GDOゴルフ速報アプリ】
注目度が高まっている米PGAツアーや、国内男女ツアーなどの試合速報をいち早くあなたのiPhoneへお届けします。
● 各ツアーの速報をiPhoneへ配信!
● 見やすいフォントサイズに変更できます!


あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!