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2013年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ミュアフィールド(スコットランド)

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦の全英OPレポート2013<1>】

藤田寛之プロのキャディの梅原敦です。今週の「全英オープン」の現地レポートを担当させて頂ける事になりました。毎日皆様に少しでも新鮮なスコットランドの空気をお届けしたいと思っていますので、ぜひぜひ読んでみて下さい。

今年の舞台は「ミュアフィールド」。ここに来る前にたくさんの方に「ミュアフィールドが全英オープンの会場の中では一番良いよ」って言われていたので、コースを見るのが凄く楽しみだったんです。

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日曜日の夜に到着して、きょう月曜日に早速練習ラウンドしてきましたよ。1ラウンド回ってきた感想は、僕も今まで連れて来て頂いた全英オープンの中ではここが一番好きかな。何が良いって、雰囲気が良い。

イギリスのコースはリンクスがほとんどなので、どうしても強風の中の河川敷をひたすら歩いて行くような少し寂しいイメージが強いんです。でもミュアフィールドはリンクスなんだけど、僅かなアップダウンがあって、途中、海や山が見えたり、そして街が見えたりと、コースがとても温かい気がするんです。もちろん今日は快晴だったからってのもあるけど、それでも他と比べると景色に動きがある分、優しい雰囲気に思えますね。

コースの特徴は、全体的な距離は短いけど、各ホールで狭さが強調されています。狭いと言ってもデタラメな狭さじゃないんですよ。左右を長いヒースに囲まれているホールが多いのと、ドッグレッグが多いので狙えるラインの選択肢が少ないって事です。全英オープン特有のブラインドになるホールが、このコースに限っては6番ホールと11番ホールの2ホールしかないので、ティショットのイメージは出しやすいんじゃないでしょうか。

風と地面の固さは、いつも通りですね。イギリスの風は海風で湿気を多く含む分、強くて重たい。その風はアプローチやパターにまで大きく影響するので、その日の風向きと強さには最大限の注意が必要でしょう。

フェアウェイやグリーンの硬さもスコットランド特有です。その硬さゆえに、今日はフォローの風の時に5番ウッドで打ったティショットが、フェアウェイを転がって300ヤード以上も飛んだ事がありましたから。

硬さはどうわかりやすく説明したらいいかな。感覚としては歩く時はカチカチに固まった土の上を歩いている感じ。途中でどのくらい硬いかを調べるために、フェアウェイにロングティーを刺してみたんだけど、力いっぱいやっても1cmぐらいしか刺さらなかったですよ。

ミドルホールは、レイアップした方が攻めやすくなるホールが多いように思えました。それだけ距離も短いって事だけど、ターゲットはその分狭くなってます。ロングホールも同様にティショットのターゲットは狭いんだけど、各ロング2オンの可能性が十分にあるから、何としてもフェアウェイに置きたいところですね。

問題なのはショートホール。ミュアフィールドのショートホールは横幅が無い上に、グリーン手前のエリアもほぼ使えません。そのためキャリーでグリーンに落とし、グリーン上に止める技術が必要です。スピンを上手くコントロールし、ショートホールではスコアを維持したまま次のホールに向かえたら最高ですけどね。

今日は谷口徹さん、丸山大輔さんとラウンドしました。明日はジム・フューリックとラウンドする予定なんです。もし実現したら、フューリックのミュアフィールド攻略ルートをじっくりと拝見したいな。

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