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石川遼「僕向きのコース」 目指すは“第5のメジャー”

先週の「マスターズ」で2年ぶりに決勝ラウンドに進んだ石川遼が、今週はサウスカロライナ州で開催の米国男子ツアー「RBCヘリテージ」に出場する。開幕前日の17日(水)にはプロアマ戦が行われ、出場選手から外れていた石川は近郊のコースで練習ラウンドを実施。夕方に開催コースであるハーバータウンGLに姿を現し、パッティンググリーンで調整を行った。

先週日曜日にはオーガスタでの自己ベストとなる「68」をマークするなど、メジャーで得た手応えとともに当地に乗り込んだ。「先週から良くなっている」というパットの感触は、この日も良好。「勢いが続くかどうかは分からないけど、あの内容ができれば良いところには行けると思う」。

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当コースは総ヤーデージが7,101ヤードと比較的短く、飛距離よりも正確性が求められ、例年ショットメーカーが有利と目されている。初参戦となる石川も、そのあたりはもちろん承知。「距離は無いし、飛ばす人も飛ばない人も、だいたい同じ所を狙っていくコース。そこに打てるかどうか」と、やはりショットの精度をポイントに挙げる。その上で、「このコースはドローとフェードを両方求められるので、けっこう僕向きじゃないかなと思います」と、自身のプレースタイルとの相性に期待をこめた。

今季の米ツアー参戦も11試合目を迎え、「短いスパンで目標を立てている」という石川。現在見据えているのは、3週間後に控える“第5のメジャー”「ザ・プレーヤーズ選手権」だ。その出場資格は、4月28日時点での世界ランキング50位以内、フェデックスカップランキング10位以内、前週までの優勝者など、まさにメジャー並みの狭き門。石川は現時点で世界ランク113位、フェデックスランク166位と出場からは遠い位置におり、「厳しい目標ですね」と素直に認めながらも、「チャレンジすることはすごく良いこと」と前を見据える。まずは、ハーバータウンでその足がかりを掴めるか。

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