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全米プロゴルフ選手権 大会開催コース詳細

2007年度最後のメジャー戦となる「全米プロゴルフ選手権」は、アメリカ中西部・オクラホマ州タルサにあるサザンヒルズカントリークラブが会場となる。コース全長は7131ヤード、パーは70。昨年度の開催コースとなったメダイナCC(イリノイ州シカゴ)は7508ヤード、2005年開催のバルタスロールCC(ニュージャージー州)は7392ヤード、2004年大会のウィッスリングストレイツ(ウィスコンシン州)は7514ヤードとなっていて、近年の開催コースと比べると短めの設定となる。しかし、1930年代に造られたクラシックタイプコースはドッグレッグが多いため、距離よりも正確性を重視するホールが多く、加えてアンジュレーションの激しいグリーンが多くの選手を悩ますことになるだろう。プライベートコースとなるこのサザンヒルズは通常パー71としてプレーされるが、今大会は16番を571ヤードから507ヤードに短くしてパー4のホールとして使用される為、パー70が基本設定となっている。

鍵となるのは、後半の3ホール(12番、16番、18番)になるだろう。12番は左にドッグレッグする458ヤードのパー4。インサイドコーナーになる左のバンカーは260ヤードで越すことができるが、左右のラフは深く、正確なティショットが要求される。コースで一番長いパー4は、16番の507ヤード。このホールはグリーンが25ヤードしかないという極小グリーンとなっていて、2オンはなかなか難しい。そして、なんといっても最難関はフィニッシングホールとなる18番。右にドッグレッグしていくこのホールは、2打目地点からグリーンに向かって打ち上げとなるが、2打目は190ヤードから200ヤードのショットが残るケースが多い。グリーンは、2001年の「全米オープン」では傾斜がつきすぎていたため、大会前からクレームが続出。グリーン上でボールが止まらず、グリーン手前40ヤードまで転げ落ちてしまうという。大会競技委員はグリーン芝の刈高を上げ遅いグリーン設定としたが、今年の「全米プロゴルフ選手権」用には、グリーンの表面がフラットに改良され公平なセッティングになっていると聞く。

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過去にこのコースで開かれた大きな大会は、「全米オープン」が3回(1958年、1977年、2001年)、「全米プロゴルフ選手権」が3回(1970年、1982年、1994年)。そしてツアー最終戦となる「ツアーチャンピオンシップ」が2回(1995年、1996年)となっている。 2001年の「全米オープン」では通算4アンダーで並んだ2人が翌日にプレーオフを行い、レティーフ・グーセン(南アフリカ)がマーク・ブルックスを破って優勝している。このときは、タイガー・ウッズがメジャー連続優勝記録を続けており5連勝を狙ったが、結果は12位で終わってしまい連勝記録は「4」でストップ。「タイガーキラー」のコースとしても知られている。

解説:アンディー和田

【詳細データ】
コース開場:1936年
コース種類:プライベートコース
コース設計家:ペリー・マックスウェル (1999年 キース・フォスター修復・改造)
ティグラウンド:U3バミューダ芝(8.89ミリ)
フェアウェイ:U3バミューダ芝(8.89ミリ)
グリーン:A1/A4ベント芝:3.048ミリ(スティンプメーター:11.5フィート)
ラフ:バミューダ芝・フェスキュー芝(3インチ〔7.6cm〕)
バンカーの数: 84個
コースレート:75.2(チャンピオンシップティ、7012ヤード・パー71設定)

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