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2019年 3Mオープン
期間:07/04〜07/07 場所:TPCツインシティーズ(ミネソタ州)

タイガーの後継者?マシュー・ウルフの頭の中

◇米国男子◇3Mオープン 最終日(7日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7468yd(パー71)

プロ3戦目で初勝利をつかんだマシュー・ウルフ。最終日は1組前を回るブライソン・デシャンボーが18番でイーグルを奪い、1打ビハインドで迎えた最終ホール。ウルフはグリーンエッジから8ydのイーグルパットをカップにねじ込み、劇的な逆転優勝を果たした。

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「(パットの前)心はとても落ち着いていた。パットを打つ前は緊張して少し震えたけど、数回深呼吸をしたら落ち着いた。こういう瞬間のために生きているのだと、これまで何回も言われてきた。30センチくらい手前で入るとわかったので目をそらしたけど、いままでで一番興奮した瞬間だった」

今年6月にプロ転向したために、オクラホマ州立大は2年で中退。だが、今年5月に全米学生選手権の個人戦を制しており、同年に米ツアーでも優勝を飾ったのは、ベン・クレンショータイガー・ウッズに続く3人目の快挙となった。

以下、優勝会見でウルフが語った言葉を抜粋する。

今季、大学の試合で6勝したという勢いは、この舞台でも続いている?

昨晩、大学のコーチに連絡をしたら、こう言われたんだ。「君ならできる。勝利というのは、どのレベルでも変わらない。その瞬間に生きること、コントロールすること、落ち着いて、いまにとどまること」。それから、少し統計的なことを聞いた。もちろん、自分は大学ゴルフをプレーしていたのだけれど、「この6カ月で、君はたぶんフィールドの誰よりも勝っている」って。

その言葉が心に響いた。自分は勝ち方を知っている。どうやって戦いを締めくくるか、そして、あのパットのような瞬間のために生きているんだ。それが、自分がやったことだよ。

マシュー、ビクトル・ホブランコリン・モリカワジャスティン・サー。君たち4人がプロ転向してから、周囲はとても騒いでいる。騒ぎ過ぎかもしれないけど、これがある意味、君たちがここ数週間でやったことの答えになるかな?

僕たち4人は世界トップ4のアマチュアだった。騒ぎ過ぎとは言わないよ。みんな新しいことや、新人に注目する。数年前のジョーダン・スピースや、ジョン・ラームもそうだった。今週、僕がやったことだけじゃなく、コリンのこれまでの数試合や、ビクトルもそう。みんな、僕たちがこの舞台でプレーできることを証明したと思う。

騒がれることはクールだけど、それはただの話に過ぎない。なにを信じるか、ティに立ったときに何を考えるかが大事なんだ。予選を通ったあとにTwitterをみたら、誰かが自分のフィニッシュの写真を撮って投稿していた。「フェニックス50位、トラベラーズ80位、予選落ち」。いつも、人の気持ちを落とす人はいる。同時に、「君は世界一の選手だ」という人もいる。多少はモチベーションになるけれど、結局はただの話に過ぎなくて、自分が何を信じるか、自分の周りにどんな人たちがいるかが最も大事なことなんだ。

大学からすぐにPGAツアーに行くという時代は少し昔のことだった。君やコリンのパフォーマンスは、大学ゴルフの現状を物語っていると思う?

そう言えると思うよ。いまの選手たちはより早く成長している。スピースやラームも出てすぐにツアーカードを取った。大勢がそうではないし、簡単とは言わないけれど。もちろん、とても大変なことだから。

でも、選手たちはより早く成長して、成熟するのも早い。そして、大学からPGAツアーのレベルに移行するのもとても上手だ。特に大学のトップレベルの選手たちは。コリンと自分はプレースタイルが違うけれど、ふたりともこの舞台でうまくやっている。問題は自分がどういう選手で、どれだけ成熟していて、どれだけ自分を信じているかということだよ。

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2019年 3Mオープン



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