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PGAツアー、USGAとR&Aのアンカーリング禁止案に反対意見を表明

2013/02/26 17:47

PGAツアー会長のティム・フィンチェムは日曜日(24日)、USGAとR&Aに対してアンカーリング禁止案に関する公式見解として異議を唱えた。同氏は「PGAツアーは、選手会や理事会の相談なしに決定することはできない。同じく全米プロゴルフ協会とも、提案の背景などについて議論していく」と語った。

この決定のカギとなるのは、アンカーリングをしている選手が、他の選手と比べて有利である根拠が依然不足していること、さらにアンカーリングがこれまで長い期間にわたって許可されてきたことにある。

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「基本的にPGAツアーは、アンカーリング禁止が、ゴルフ界、そしてツアーにとっての利点は少ないと感じている。全米プロゴルフ協会ゴルフコースのオーナー組織も、我々と同様の意見です」と、フィンチェムは続けた。

「多くの要因があることは理解している。しかし私が思うに、この問題がなかなか着地しないのは、選手、連盟上層部、その他の多くの人が感じている通り、データが存在しないこと、アンカーリングをすることがどれほど有利なのか、共通認識がないことにある。さらにこれまでアンカーリングが試合で使用されてきた背景もあるので、決定的な結論にたどり着くことができないのだと思う」。仮にUSGAとR&Aが実施に踏み切ったとしても、ツアーは次のステップには進まないだろう、とフィンチェムは明らかにした。

「我々はあくまで、USGAの発表に従う立場です。しかしながら我々は、その発表内容が実際に適切かどうかを確かめる権利を有している」と、彼は説明した。「私たちはまだ、話し合いを始めたわけではない。私たちはただ質問を投げかけたまでなのです。私たちは最良の情報提供を行い、幸いにも主導権を握ることができました。これは疑問ではなく、今後どう着地していくのかの推測にすぎないのです」。

フィンチェムは、これだけは明確にしたいと強調した。今回の意見の不一致は、米国ツアー連盟、全米プロゴルフ協会、そしてR&Aが喧嘩をしているのではないということだ。各団体は、これまで何度もルールに関する議論を交わしてきている。世界ゴルフ基金の設立、世界ランキング、オリンピック競技などについてである。

PGAツアーは、ゴルフゲームにおける総本山とも言える全米ゴルフ協会と連携している、とフィンチェムは語った。2つの組織の意見の不一致は起こり得ることだし、ツアーは、大勢で動くことが失敗につながるのではと考えている。

「大切なのは、我々はあくまで話し合いの途中であること、その事を私たち全員が理解した上で話を進めることです」と、フィンチェム。「それぞれが、それぞれ別の道を行く必要はない。冷静に話し合う必要があるでしょう。私たちは引き続き、このことについて話し合う義務がありますし、ネガティブな感情論は抜きにして、結論を導き出すことが必要です」。

情報提供:PGA TOUR

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