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第2回ネスレマッチプレーが閉幕「来年は確実に優勝賞金1億円」

北海道の恵庭カントリー倶楽部で開催された「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯」。国内トーナメントで最高額の優勝賞金7000万円は、3日間で5マッチを勝ち抜いた武藤俊憲が獲得した。主催者サイドは3度目の開催を目指す来年度大会について同賞金を1億円に増額する意向を示した。

第1回開催の昨年に続き、ツアー外競技としての開催となった今年も、大会は従来の概念にとらわれない取り組みを実施した。賞金額はその一端で、開幕前には特別協賛する(株)ソニー・コンピュータエンタテイメントのPlayStation 3用ソフト「みんなのGOLF6」で、ホストプロの片山晋呉がキャラクターとして出演し、話題をゲーム業界にも波及させた。

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会場内ではギャラリーに対し、選手のプレーの様子やラウンドデータを情報提供する専用アプリを搭載したWindowsタブレットを無償で貸し出した。ネット中継も増強し、ネスレ日本株式会社の高岡浩三社長は「ゴルフが好きな人ほど、特に週末はゴルフ場にいたりするものですよね。実際にはプレーしながらでも、“これ”で(プロツアー)ゴルフを見ることだってできる。ゴルフを観るためには家にいなくてはいけないわけではないでしょう」とスマートフォンを握りながら話した。

大会2日目には道内の別コース(登別カントリー倶楽部)で、1回戦敗退の16選手が、開幕前日に続く、週で2度目のプロアマ戦に出場し、参加者から好評を得た。「アメリカはプロアマでもマーケティングが進んでいる。新しいビジネスモデルを作ることが(大会の)目標。プロアマはカギになると思います。プロにもご理解していただけたのでは」と高岡社長。ある意味では、プロゴルファーに時間的にも負担をかけるシステムだが「プロアマに出る人々が(本戦に)出場するための“第一の審査員”ですと前夜祭で(プロに)お伝えした。そこをクリアできなければ、次の大会には出場できないと」と協力を求めた。

来年の開催日程、コースは未定だが、高岡社長は優勝賞金について「もう確実に来年は1億円ですね」と約束した。優勝者に副賞として欧州ツアー「ハッサンIIトロフィー」出場権を付与するなど、海外に飛び出す人材を発掘するのがコンセプト。

「1億円もらっても約半分は税金になる。石川遼くんや、松山英樹くんのようにアメリカPGAツアーで1年戦わなくても、アジア、ヨーロッパを回るだけでプロは年間3000、4000万円と経費がかかります。そう考えれば決して高い金額ではないと思います。スポンサーがもっと増えれば、2位、3位の賞金も増えてくる」(高岡社長)。独自路線を走る推進力は、いずれ日本ツアーを牽引する力になるかもしれない。

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