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畑岡奈紗、米ツアー参戦へ 予選会で出場権獲得

◇米国女子◇ファイナルQT 最終日(4日)◇LPGAインターナショナル(米フロリダ州デイトナビーチ)◇ジョーンズコース(6449yd/パー72)、ヒルズコース(6566yd/パー72)

ギリギリのところで踏ん張って夢をつかんだ。上位20人が来季の米国女子ツアー出場権を獲得できるファイナルQT最終日に、畑岡奈紗は4ボギー1ダブルボギーの「78」とスコアを崩したが、前日までの貯金が生きて通算5アンダーの14位タイ(優先順位は18番目)。日本人としては史上最年少の17歳で来季出場権を獲得した。

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「20位以内に入れて良かったけど、ちょっと納得いかない部分はあります」と笑顔の中にも悔しさを見せた。最終日はトップ通過も視野に入る4位から出たが、序盤のチャンスを生かせずにいると9番でボギーが先行。10番では「風がアゲていたので、2クラブ上げて打った」という第2打がピンを20m近くオーバーして、3パットの連続ボギー。「納得のいかないボギーだった」と、表情にもいらだちを隠せなかった。

だが、苦労はそれだけでは終わらない。「どうやったら悪い流れを止められるのか、うまく考えられなかった」と11番、12番もボギーとして4連続でスコアを落とすと、13番のパーを挟んで、14番は1Wショットを左ブッシュに打ち込みアンプレヤブル。このホールをダブルボギーとして、わずか6ホールで6ストローク落とした。12番ホール脇の速報板で、“20位タイは4アンダー”ということは確認していたが、一気に通算5アンダーへと急降下した。

15番(パー3)でもティショットはグリーン左のカラーとラフの間に止まったが、「かなり練習していた」という3UTのアプローチでOKに寄せてパーセーブ。このホールを含む上がり4ホールをパーでまとめた畑岡だが、「本当にアメリカはアバウトなので、ボードも正しいか分からないし、もしかしたら(カットラインは)5(アンダー)かもしれないと思っていた(笑)」と、最後まで慎重に18ホールを駆け抜けた。

前夜は犬に襲われる悪夢を見たという。「10年くらい寿命が縮まりました」と苦笑いで振り返った一週間に「当分、ゴルフはしたくないです」と本音もチラリ。来季は開幕戦からの米ツアー参戦を意図しており、「(拠点は)オーランドに住みたいです。ディズニーとかあるから(笑)」とすでに米国生活もイメージしている。それでも、いま一番やりたいことは?と問うと、「寝たいです」と長かった戦いを無事に終えた解放感に浸っていた。(フロリダ州オーランド/今岡涼太)

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