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畑岡奈紗がセカンドQT受験へ出発「上位で通過して帰ってきたい」

今月10日に17歳271日のツアー史上最年少でプロ転向を表明した畑岡奈紗が12日、来季の米国女子ツアー出場権をかけたセカンドQT(20日~23日/フロリダ州ベニス・プランテーションG&CC)に出場するため、成田空港を出発した。

「日本女子オープン」優勝の快挙後は取材が殺到。次戦となった「スタンレーレディス」、その後のプロ転向会見と多忙を極めたが、束の間の休息も出発直前まで、お世話になっている方々への御礼状執筆に追われる時間を過ごしたという。

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「気持ちは(試合に向けて)切り替えている。(日本女子オープンで)優勝したことで自信にもなった。上位で通過して帰ってきたい」と力を込めた。現地ではナショナルチームのヘッドコーチのガース・ジョーンズ氏がはじめてキャディを務め、「安心して試合に臨める」と心強い。

セカンドQTは210人の出場中、80位タイ以内に入ればファイナルQT(11月28日~12月4日)に進出できる。ファイナルQTでは上位20人が来季出場権の獲得目安となる。

到着後は現地コーディネーターと合流し、アテンドのもと開幕まで、オフを取りながら練習ラウンドを行う予定だ。会場のあるフロリダ州は、自身の名前の由来であるアメリカ航空宇宙局『NASA』の打ち上げ拠点、ケネディ宇宙センターがある。「少し遠くて行かれないかも・・・。試合に集中します」と表情を引き締めた。

この日は空港まで父・仁一さんに見送られながら、単身で渡米した。ナショナルチームに所属し、単身での移動はすでに経験済みだが、「女の子なもので、やっぱり飛行機に乗り込むまではね・・・」(父)と、心配そうな様子で娘の出発を見守った。(編集部・糸井順子)

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