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ザ・エビアン選手権
期間:09/10~09/13  場所: ザ・エビアンリゾートGC(フランス)

本当に18歳? コー、次の目標は「オリンピック」

ウィニングパットを沈めたリディア・コーは ウィニングパットを沈めたリディア・コーは一瞬、天を仰ぎ、頭を抱える素振りを見せた(Stuart Franklin/Getty Images)

海外メジャー今季最終戦の「ザ・エビアン選手権」最終日、ウィニングパットを沈めたリディア・コー(ニュージーランド)は一瞬、天を仰ぎ、頭を抱える素振りを見せたのは、まさかそのロングパットが入るとは思っていなかったから。ユーモアセンスのあるコーにはうってつけの、18歳4カ月20日でのメジャー史上最年少優勝達成の瞬間だった。

首位を2打差で追ってスタートした最終日、序盤はレクシー・トンプソンがペースを握った。7番(パー5)でこの日4つ目のバーディを奪って後続に3打差をつけたが、これがこの日最後のバーディとなって以降は失速。

コーが加速したのは、逆に中盤からだった。9番から3連続バーディとすると、15番、17番、最後はおまけの18番。8バーディ、ノーボギーの「63」は、2004年の「全英女子オープン」でカレン・スタップルスが記録した「64」を下回る、メジャー大会優勝者による最終ラウンドの最少スコア記録となった。

「今日のゴールは18番でパーを獲ることだった」とコー。「この3日間、ずっとボギーだったから。それは達成できなかったから、また来年挑戦したい(笑)」。

史上最年少でのメジャー優勝者となったコーだが、毎回驚かされるのはその堂々とした優勝スピーチだ。優勝者にとって、スポンサーや関係者に対して感謝の言葉を述べるのは、失敗できない大仕事。コーはそれぞれに少しずつエピソードを交えて話していく。

「試合を支えてくれたボランティアの皆さん。今週、私がショットをラフに入れてもその99.9%がすごく良いライにありました。皆さんが球を蹴って良い場所に置いてくれたのか分からないけど、皆さんのおかげでとても良いプレーができました」

「このグリーンを360度取り囲む熱心なギャラリーの皆さんには本当に力をもらいました。中でも10歳くらいの少年が、毎ホール『グッド・ジョブ!』とか『君ならできる!』と声を掛けてハイタッチをしてくれて、自分1人で戦っているのではなく、チームで戦っているような気がしました」

コーが、メジャー大会最年少優勝記録を更新できる可能性があったのは、今大会が最後だった。ラストチャンスをものにしたコーが次の目標に掲げるのは、来年に迫ったリオ五輪だ。

「何人かのオリンピック出場経験者と話をしたことがある。彼らは口を揃えて『Nothing is like it.(オリンピック出場ほど素晴らしいものはない)』という。自分の国のために、国際的な舞台で戦うなんて、とっても興奮するわ」。眼鏡からコンタクトレンズに変えたその視界は、いたって良好だ。(フランス・エビアン/今岡涼太)


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