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GDO編集部が選ぶ 2014年海外女子ツアー10大ニュース

ステーシー・ルイスが賞金女王、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー、ベアトロフィ(平均ストローク数1位)の3冠を達成。17歳のリディア・コーが新設されたポイントレースを制し、2人の強さが際立つシーズンとなりました。対して、今年は5人が参戦した日本勢は苦しい流れを断ちきれないまま、2年連続の未勝利で1年を終えました。

今年、GDOが配信した全ての記事をもとに、編集部が2014年海外女子ツアーの10大ニュースを選出。新勢力の台頭も目立ったシーズンを振り返ります。

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■第1位■ 宮里藍、不振を極めた9年目のシーズン トップ10入りもゼロ

宮里藍の米国女子ツアー9年目は、過去に例を見ない試練のシーズンとなりました。優勝はおろかトップ10すら記録できず、賞金ランク86位で自身初の賞金シード(上位80人)喪失。来季は、2012年複数優勝(2勝)による資格でのツアー参戦となります。

今年のオフから生じたというパットのフィーリングの乱れ。シーズン中はメンタルにも悪影響を及ぼし、一度狂った歯車は最後まで噛み合うことはありませんでした。また、3月「HSBCチャンピオンズ」では体調不良により救急車で搬送、シーズン前半はキャディ選考の迷走もありました。このオフで状態を立て直し、来年の再起に期待したいところです。

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■第2位■ 日本勢5人は未勝利 藍、美香、有村が賞金シード喪失

宮里藍宮里美香上原彩子有村智恵に、今年から野村敏京が加わった米国女子ツアープレーヤー5人はいずれも未勝利に終わり、賞金ランク最高位は野村の47位。藍、美香、有村は賞金シード圏内の上位80人から漏れる結果に終わりました。

同91位の美香は準シードを確保し、来季出場試合の激減は回避しましたが、同106位の有村は年末のファイナルQTも失敗。来季の出場はかなり限定される見込みです。

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■第3位■ 横峯さくら 来季米ツアー出場権を獲得

横峯さくらが、ついに米国ツアー本格参戦へ。12月のファイナルQTを11位で通過し、来年のフルシーズン出場を決めました。デビュー戦は来年1月の開幕戦になる見込み。4月に結婚したメンタルトレーナー・森川陽太郎さんとの二人三脚で、未知の世界へ飛び込みます。

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■第4位■ 華々しいルーキーイヤー L.コーが最年少新人賞&100万ドル

17歳の大型ルーキーが、周囲の期待を超える大活躍を演じました。昨年10月にプロに転向したリディア・コーが、最終戦を含むシーズン3勝。賞金ランク3位、今年からスタートしたポイントレースでは初代王者に輝き、最年少で新人王タイトルを手にしました。

来年3月からは、韓国屈指の名門・高麗大学への進学が決定。学生生活とプロゴルファーの両立を目指します。

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■第5位■ ウィが「全米女子OP」を制しメジャー初勝利

2007年のルーキーイヤーから8年目のシーズン迎えたミッシェル・ウィが、6月「全米女子オープン」で悲願のメジャー初制覇を遂げました。

10年に挙げた通算2勝目を最後に、この3年間は未勝利が続いていたかつての“天才少女”。今年はメジャー1勝を含む2勝を挙げ、いよいよ覚醒の時期を迎えたようです。

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■第6位■ 19歳のキム・ヒョージュがメジャー初制覇 史上3番目の年少記録

2012年6月の国内ツアー「サントリーレディス」で最年少優勝(当時16歳)を飾ったキム・ヒョージュが、その2年後に海外メジャーも制すサプライズ。9月「ザ・エビアン選手権」で優勝を飾り、フランスの地でカップを高々と掲げました。

19歳でのメジャー制覇は、07年「クラフトナビスコ選手権」を18歳で制したモーガン・プレッセル、14年「クラフトナビスコ選手権」を制したレキシー・トンプソンに次ぐ3番目の年少記録。主戦場とする韓国ツアーから、一気に世界のトッププレーヤーへと駆け上がりました。

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■第7位■ 申智愛が米ツアーの会員資格を放棄

2008年から米国女子ツアーを主戦場にし、メジャー2勝を含む通算11勝。世界ランクトップにも立つ輝かしいキャリアを重ねてきた申智愛が今年1月、身体的な負担を理由に米ツアー会員資格を放棄。戦いの舞台を日本ツアーに移したことは、海外でも大きな反響を生みました。

日本ツアー本格参戦1年目となった今年は4勝をマークし、賞金ランキングは1億円突破の4位と前評判通りの強さを発揮。女王候補の1人として来シーズンに挑みます。

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■第8位■ 新設の国別対抗戦 日本は惜しくも世界1位ならず

今年から米国女子ツアーの新規競技としてスケジュールに組み込まれた「インターナショナルクラウン」は、日本から宮里藍宮里美香横峯さくら比嘉真美子の4人が出場。3日目までのダブルス戦を終えて首位に立ちながら、最終日のシングル戦を1勝3敗として3位に沈みました。

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■第9位■ 16歳アマ・橋本千里 日本人最年少で全米女子OP予選突破

5月に日本で行われた「全米女子オープン」予選会を勝ち抜き、見事に本戦出場を決めた16歳アマ・橋本千里が、大舞台で強心臓ぶりを発揮しました。予選ラウンドを通算9オーバーの57位タイで終え、日本人史上最年少で予選突破を決める快挙。“勝みなみ世代”がまた1人、日本ゴルフ界の歴史にその名を刻みました。

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■第10位■ クラフト・ナビスコに代わり、ANAが米メジャー冠スポンサーに

2002年から「クラフトナビスコ選手権」として開催されてきた米国女子メジャー初戦。来年からはANAが新規タイトルスポンサーに座り、大会名も「ANAインスピレーション」として新たなスタートを切ります。

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