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有村智恵 QT失敗も「まだ米国で戦いたい」

米国女子ツアー来季出場優先順位を争うファイナルQTの4日目が現地6日(土)、フロリダ州のLPGAインターナショナルで行われた。苦戦が続く有村智恵は、この日も「73」とオーバーパーとして通算13オーバー。70位タイまでの予選カットライン(2オーバー)に遠く届かず、明日の最終日をまたずしてコースを去ることになった。

有村は今季賞金ランク106位と低迷し、上位80人に付与される来季シード権を喪失。2年前に5位通過して以来の出場となったQTも失敗に終わり、「まだまだやるべきことがたくさんあると感じた。ショットやパットのスイングを自分のものにすることが一番の課題。身体を作り直したい」と肩を落とした。

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気になるのは来季の出場試合数。今季ベースで見ると、有村の賞金ランクの位置は、今週のQT準シード(21位~45位)よりも優先順位は高く、15試合程度はエントリーできる見込みだ。前半戦の成績により優先順位が変動するリランキングも活かしたい。ただ、どの試合で出場資格が降りてくるかは直前まで分からず、準備の難しさもある。「まだ自分が出られる大会が決まってないけど、資格が降りてくる大会は全て照準を合わせるつもり」と有村。来年1月にフロリダで開催される開幕戦は「マンデーを受けようと思っている」と、貪欲に戦いの場を求める構えだ。

また、来季は国内ツアーの戦い方にも注目が集まる。2012年「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」優勝で得た3年シードの有効期間は15年シーズンまで。来季でシード権に手が届かなければ、16年は日本でプレーの場を失うことになる。

「今の時点では、軸足はアメリカ。まだアメリカツアーで戦いたい、という気持ちが大きい」。来季もこれまで同様、米ツアーを主戦場にする気持ちに変わりはないという。

とはいえ、来季前半戦の成績次第でプランの変更も強いられそう。「出だしの成績次第では(中盤戦以降の)試合が限られてしまうので、もしかしたら日本に帰らなければいけないかもしれない。行き当たりばったりになると思う」と、不透明な先行きに思いを巡らせた。

この後は帰国し、「すぐにアメリカに戻ってくる」と時を置かず再渡米の予定。拠点を置くフロリダで練習とトレーニングを積みながら、「オーランドであるミニツアーのような大会にも出ようと思う」と、実戦感覚を磨いていくつもりだ。

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