先週の欧州女子ツアー初優勝でメディア熱も一気にヒートアップ。C.ウッズが再び豪州で躍動を見せるか

タイガー・ウッズの姪としてアマチュア時代から注目を浴びてきたシャイアン・ウッズが、豪州・ゴールドコーストで開催の欧州女子ツアーでツアー初優勝を遂げたのが先週。その喧騒は、飛行機で2時間ほど南下したメルボルンで開催される今週の欧米女子ツアー共催「ISPSハンダオーストラリアン女子オープン」でも継続中だ。

練習日の11日（火）には共同記者会見に呼ばれ、さほど広く用意されていなかった会見場は記者たちですし詰め状態に。プロ2年目で初優勝を手にした24歳への熱視線はメディアだけに留まらず、約2万人だったツイッターのフォロワーは決勝ラウンドの2日間だけで約5千人も増えたという。

＜＜　下に続く　＞＞

「昨年学んだことよりも、あの週だけで多くを学べたと思う。特にメンタル面で、私に何が出来るのかを学ぶことが出来た。最後までリードを保てたし、全てのラウンドを通して自信を持って、穏やかでいられたことが本当に大きかったと思います」。

そんなシャイアンも、昨年末の米国女子ツアーファイナルQTでは決勝ラウンドに進めず、今季は下部ツアーでの戦いを強いられている身だ。次週からも、2週続けて下部ツアーに参戦予定。「今のところ、私の今後のプランが大きく変わることはありません。LPGAツアーへの道に向けて、下部ツアーでプレーを続けます」と、熱気がこもる会見場で冷静に自身の足元を見つめていた。（オーストラリア・ビクトリア州／塚田達也）