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GDO編集部が選ぶ 2013年海外女子ツアー10大ニュース

朴仁妃の圧倒的な強さばかりが際立つシーズンとなった2013年の米国女子ツアー。シーズン6勝、メジャーでは初戦から3連勝と、年間グランドスラム(全メジャー制覇)の予感すら漂わせ、韓国人として初のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。一方の日本勢は、宮里藍宮里美香上田桃子に加え、有村智恵上原彩子がルーキーとして参戦。高まる期待の中でスタートした5人のシーズンでしたが、残念ながら未勝利に終わりました。

今年、GDOが配信した全ての記事をもとに、編集部が2013年海外女子ツアーの10大ニュースを選出。新星たちの活躍も光った1年を振り返ります。

<< 下に続く >>

■ ■■第1位■■■

朴仁妃、前人未踏の同一年メジャー4勝ならず

メジャー初戦から破竹の3連勝。前人未踏の同一年メジャー4勝達成へ大きな注目が集まりましたが、第4戦「全英リコー女子オープン」は42位タイ、第5戦「ザ・エビアン選手権」は67位タイに終わり、歴史的快挙の夢は潰えました。優勝を重ねるごとに高まっていた周囲の喧騒とともに、プレッシャーとの戦いも吐露した朴。記録は逃しながらも、どこか安堵したような表情が印象的でした。

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■ ■■第2位■■■

宮里藍は玉突き事故の幕開け・・・5シーズンぶりの未勝利に終わる

2006年から米国ツアーを主戦場とする宮里藍が、5シーズンぶりとなる米国ツアー“0勝”に終わりました。思い返せば、2月の自身今季初戦「ホンダLPGAタイランド」で、コースから空港への帰路に玉突き事故に遭う不運。軽度のむち打ちにより翌週「HSBC女子チャンピオンズ」欠場を強いられ、不吉を予感させるシーズンインとなりました。11月の最終戦「CMEグループ タイトルホルダーズ」でも、最終日スタート前に胃痛による体調不良で棄権。来シーズンこそ、笑顔に始まり笑顔で終わるシーズンになることを。

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■ ■■第3位■■■

朴仁妃が韓国人初のPOY 賞金女王戴冠も

メジャー3勝を含むシーズン6勝を挙げた朴仁妃が、韓国人としては初となるプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(POY)を受賞しました。ポイント差で後続を大きく引き離し、最終戦を前にして確定。賞金女王と合わせた2冠でシーズンを終え、朴の圧倒的な強さばかりが際立つシーズンとなりました。

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■ ■■第4位■■■

<米ツアー“ルーキー”有村智恵上原彩子 初のフル参戦でシード確保>

昨年末の米国ツアーファイナルQTを上位突破した有村智恵上原彩子が、ツアールーキーとして初の米ツアーフル参戦に臨みました。有村はトップ10に3回入るなど賞金ランキング61位、上原はメジャー5試合全て予選突破するなどコンスタントに賞金を加算し、同58位でともに来季シード権を確保しました。とはいえ、物足りなさを感じたのは日本で朗報を待つファンだけではなかったはず。2年目のシーズンでは、さらなる活躍に期待したいところです。

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■ ■■第5位■■■

天才アマ リディア・コーがプロ転向

欧米女子ツアーで次々と年少優勝記録を打ち立ててきた天才アマチュアが、ついにプロ転向を表明しました。プロデビュー戦となった今季米国ツアー最終戦「CMEグループ タイトルホルダーズ」では21位タイフィニッシュ。このオフは、続々と舞い込むであろう新規スポンサーや所属先など大型契約の話題に注目が集まりそうです。

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■ ■■第6位■■■

16歳アマ、リディア・コーが大会2連覇

16歳のスーパーアマチュア(当時)が、再び世界を震撼させました。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ8月の米国女子ツアー「CN カナディアン女子オープン」で、2位に5打差をつける完勝。同ツアーでのアマチュア連覇は史上初となり、天才アマがまたもや歴史にその名を刻んだ瞬間でした。

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■ ■■第7位■■■

かつての“天才少女”が覚醒 L.トンプソンがシーズン2勝

リディア・コーに塗り替えられる前の米国女子ツアー年少優勝記録(当時16歳)を保持していたレクシー・トンプソン。18歳になった今、着実に進化していることを証明するシーズンとなりました。10月「サイム・ダービー LPGA マレーシア」で2年ぶりとなる通算2勝目を挙げると、1ヶ月後の「ロレーナ・オチョア・インビテーショナル」でシーズン2勝目を達成。まだまだ伸びしろを感じさせる、来季も目が離せない若手の1人です。

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■ ■■第8位■■■

上田桃子、初の米ツアー専念も来季シード権を喪失>

米国ツアー本格参戦6年目を迎えた上田桃子が、初めてシード権を喪失しました。今季は日本で師事していたコーチに戻し、あまり替えることのないクラブも米ツアー仕様に一新。生活拠点も初めて米国に置いて臨みましたが、17試合に出場して賞金ランキング88位に終わり、シード獲得圏内の同80位に届きませんでした。来季は主戦場を日本に戻し、再起をかけたシーズンに臨みます。

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■ ■■第9位■■■

<タイ出身では初 新人王にモリヤ・ジュタヌガン

シーズン終盤はカロリン・マソンモリヤ・ジュタヌガン上原彩子の3人に絞られたルーキー・オブ・ザ・イヤー争い。ジュタヌガンがわずか1ポイント差でマソンをかわし、タイ出身選手としては初となるN0.1ルーキーの座に就きました。過去にはアニカ・ソレンスタムロレーナ・オチョア、ヤニ・ツェンら歴代女王たちが名前を連ねてきた称号。さらなるブレイクへの期待が寄せられます。

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■ ■■第10位■■■

今季から昇格 “第5のメジャー”は3日間短縮の幕開け

今季からメジャー競技に昇格した「ザ・エビアン選手権」初日は、降雨の影響によりキャンセル。開幕前から強い雨が降り続いたことで、少しでも雨が降ればコースに水が浮いてしまうという不遇もあり、54ホールへの短縮を強いられました。大会サイドは最後まで72ホール完遂への可能性を探っていましたが、その願いは残念ながら天に届くことはありませんでした。来年こそ、万全のコンディションで大会を迎えられることを・・・。

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