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勝みなみは敗退も自己ベスト5位 次戦メジャーへ「めちゃくちゃいい形」

◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 4日目(6日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6804yd(パー72)

3日間54ホールのストローク戦を2位タイで終えた勝みなみは、上位8人が進出したマッチプレー準々決勝で世界ランキング107位のアン・ナリン(韓国)と対戦。終盤まで接戦が続いたが、17番(パー3)、18番(パー5)と連続で池に入れるミスが響いて1ダウンで敗れた。

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世界ランクでは“格下”の相手(勝は90位)ながら、昨季の年間ポイントランキングは勝が74位、アンが71位とほぼ互角。この日は一進一退の拮抗した展開が続き、「アプローチとパターがすごくうまい選手。少しでも粘ってついていこうと思ってラウンドした」とツアー3年目の先輩プロに粘り強く追いすがった。

前半アウトは3ホールずつアップを分け合い、タイのまま後半へ。13番(パー3)を終えて最大2ダウンに離されたが、「けっこう落ち着いてラウンドはできていた。コースも難しいので、自分が耐えていれば相手もミスが絶対に出てくる」と気持ちを切らさない。アンがパーを逃した14番で1ダウンとすると、3.5mにつけた16番(パー5)で2つ目のバーディを奪って再びタイに戻した。

しかし、17番(パー3)の1打目をグリーン手前の池に落とす「もったいない」ミスで1ダウンに。最終18番(パー5)でも1打目の1Wショットが右サイドの池に入り、ドロップ後の3打目をグリーン近くまで運んだものの、3.5mのパーパットがカップ左を逸れて決着となった。

悔やんだのは、風の読みを誤った17番のティショット。「すごくいい感じで(ボールの行方を)見ていたけど、『えっ、そんなに短いの?』って。けっこう(アゲンストの風が)吹いてたんだなあって見ていました」と、勝敗を分ける要因となった一打を振り返った。

プロ転向後では初となる久々のマッチプレーは「もうやりたくないです!」とこぼしたが、米ツアー自己ベストの5位フィニッシュにより、97位にいる年間ポイントランクは大きく上昇する見込み。

2週後の次戦メジャー「シェブロン選手権」に向けても、「めちゃくちゃいい形。難しいコースでしたし、メジャーも難しいセッティングだと思うのでいい練習になった」と好感触を得て今季メジャー初戦に乗り込む。

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