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プレーヤーズラウンジ

藤田寛之と宮本勝昌の活躍を支える腰の水平回転

長いオフが続く中、ツアープロたちは、海外へ遠征に行く者もいるが、やはり開幕に備えてトレーニングや練習で日々を過ごす者が圧倒的に多い。ひとりで黙々と励むもよりも、気の合った者同士で一緒に取り組んだほうがトレーニングも練習も相乗効果で効率がいい。というわけで、沖縄、宮崎、高知など国内の温暖な地方ばかりではなく、ハワイ、グアム、サイパン、フロリダなど海外でも合宿が盛んに行われている。

昨シーズンに3勝を挙げて最後まで賞金王争いに食らいついた藤田寛之と、最終戦で見事な逆転優勝劇を演じて見せた宮本勝昌を擁するチーム芹澤は、1月末から2月の初頭にかけて、恒例になっているハワイ合宿を行った。

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しかし、残念ながら、昨年暮れに右肩を故障した藤田は合宿から離脱。今年のチーム芹澤の合宿は、リーダーの芹澤信雄、宮本、上井邦浩と女子プロの木戸愛西山ゆかりの5名で行われた。

このチーム芹澤の面々がよくやっている練習ドリルに、ティアップしたボールをフェアウェイウッドで打つ、というものがある。ティの高さは、ドライバーショットと同じぐらいにして、使用クラブは特にフェアウェイウッドではなくてもいいのだが、なるべくフェースの厚みが薄いものがいいのだと芹澤は言う。

ちなみに宮本は、調子を崩すとこのドリルでスイングを立て直すのだが、そのときに使用するクラブは7番アイアンだそうだ。

スイングするときに、左腰が高くなれば、ボールをあおるように打つことになるし、逆に右腰が高くなれば左へ突っ込むような打ち方になる。それでは高いティアップのボールはまともに打てない。しかし、ドライバーのようにフェースが厚いヘッドの場合は、多少アバウトでも打ててしまうから、腰の高さが変わってしまうミスがミスとしてはっきり分かるようにフェースの厚みが薄いクラブを使うのである。

「腰は水平にレベルターンすることが大切なんです」と言う芹澤が考案してチームに導入した練習ドリルだが、プロでも連戦が続くと、腰のターンに歪みが出て来るから、定期点検のように、折に触れてこれでチェックしているのである。

「何も考えずに、このドリルでひたすらいい球を打つことだけに集中していれば、自然と腰は水平にレベルターンするようになります。もちろんアマチュアの人にもお勧めです」と芹澤。あおり打ちや上体の突っ込みでお悩みの方は、ぜひお試しあれ。

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