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ああ、無類のコーヒー愛! 手嶋多一が絶対に手放さないワケ

2015/02/09 07:26

日本シリーズで片山(右)が手嶋にアロマブ 日本シリーズで片山(右)が手嶋にアロマブラックを差し入れる場面

先日、残念なニュースを聞いた。JTさんが、今秋をめどに飲料製品の製造事業から撤退するという。すぐにあのシーンが頭をよぎった。昨年のツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の優勝インタビュー。

宮本勝昌が、「来年は、僕のシャツの袖に“JT”さんのロゴがついていますように・・・」と熱烈アピールした場面。そのとき、宮本がカメラの前で、これ見よがしに手にしていたのがJTさんの「ルーツアロマブラック」だった。

あの名品が、今年の大会ではもう、なくなっちゃうんだなあ・・・。寂しい、非常に寂しい。おそらく、昨年覇者の宮本以上に、そう思っているのが手嶋多一ではないだろうか。

知る人ぞ知るコーヒー党は、スタートホールにクラブは忘れても、コーヒーは絶対に忘れないとの異名を取る男。コースで出会うとほぼ100%の確率で、缶コーヒーか紙コップを持って歩いていて、どんな急勾配を歩きながらでも、ひと雫もこぼすことはない。「当たり前や! 俺が何年コーヒー持って歩いてると思ってる?」。ある日、感心してそう声をかけるとお笑い芸人ばりに、ツッコまれてしまった。おみそれしました。

なんでも試合中は3ホールに1本は飲み干すといい、キャディさんには必ず、バッグに入れて携行するように言い含めてある。「クラブを忘れるより、コーヒーを忘れたほうが怒るかも」と、笑う。

そしてこれまた昨季のツアー最終戦。2日目に片山晋呉と同組になったときのこと。1番ティで片山が、ちょっぴりいたずら顔で、先輩に差し出したのも、「ルーツアロマブラック」。過去5度の賞金王の後輩からの心ニクイ差し入れ。しかし、手嶋は丁重に断っていた。あれれ・・・どうして!?

無類のコーヒー党も、「ラウンド中に、ブラックは飲まない」という。「いや普段、喫茶店や家で飲むときは、ブラックなんですよ。豆の美味しさが一番よく分かるから」とはいかにもツウなご解答。でもラウンド中は例外だそう。理由は「試合中は“糖”が要るから」。ラウンド中に消費するスタミナ。「そこをコーヒーで補給する」。疲れてくると途切れがちな集中力も、手嶋は加糖コーヒーで保っているわけだ。必ずコーヒーをコースに携行するのには、そんなベテランのこだわりだった。

だから、つまりあのとき片山は、「アロマブラック」ではなくルーツの「アロマゴールド」を手嶋に差し出すべきだったのである。

そうなると、やはり返す返す残念なのは、JTさんの飲料事情の撤退報道である。特に「ルーツ」はプルトップではなく、蓋付きの缶で「ラウンド中でも飲みやすいし、とても便利」と手嶋もたいそうお気に入りだっただけに、その無念さは察するにあまりある。

つきましては、手嶋にこそどこか、手を上げて下さる飲料メーカーさんはいないものだろうか?これほどまでにコーヒーラブな選手はなかなかいない。広告塔としても、うってつけの人材ではないかと思うのだが・・・。

記事提供元: JGTO


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