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技を磨いて術になる…いぶし銀・奥田靖己の18年ぶりV

千葉県にあるザ・カントリークラブ・ジャパンで開催された「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」最終日、単独首位から出た奥田靖己が4バーディ、ノーボギーの「68」で逃げ切り、悲願のシニア初勝利を飾った。

「腰が抜けそうやったわ・・・」。優勝を決めるウィニングパットを沈めた瞬間の感想だ。この日は1番(パー5)をバーディ発進とした奥田は、ティショットをグリーン奥に外した4番(パー3)では、難しいライからのアプローチを約1メートルにつけパーセーブ。ピンチをパーで凌ぎ、じっくりチャンスを待つ持ち味のゴルフで最終日をプレーした。

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猛追をかける室田に、後半の14番で一時は首位の座を譲ったが、「それまで張り詰めていたものが楽になった。追う側としてチャレンジャーになれたからね」と冷静さを失わなかった。第2打のミスショットで難しいアプローチを残した15番をパーで切り抜けると、16番では「15番のミスショットのおかげ」と、反省を生かした第2打をピンにからませ、バーディで室田に食らいついた。

首位に並んで迎えた最終ホールでは、残り約230ヤードの第2打で2オンに成功。室田はグリーンサイドの池に入れて痛恨のボギーフィニッシュとし、奥田は2パットでバーディを奪って勝負を決めた。

シニアツアーに参戦して4年。「以前ね、室田さんに言われたんですよ。2位が過去6回。『我慢したら必ずくるから』って」。当の室田も「日本シニアオープン」での4度の2位を経験し、今季は5度目にして優勝をつかんだ。その室田と最後まで競り合った末の勝利はまさに我慢の賜だった。

1985年にプロ転向し、シニアになった今も、心に刻んでいる師匠・高松志門プロの言葉があるという。「技を磨いて術になる。術を磨いて芸になる」。シニア初優勝を果たしても、「僕はせめて“術”にまでしたい」と、研鑽を続ける姿勢に変化はない。

1995年のレギュラーツアー「カシオワールドオープン」以来、実に18年ぶりだったツアー優勝。グリーンの優勝ジャケットを羽織った奥田は、次の目標について「プロとしてどうあるべきか、向き合うこと」と胸を張って決意表明した。
(千葉県木更津市/糸井順子)

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