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“若手、新人”の甘え払拭 21歳・柏原明日架は韓国遠征で刺激

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(7日)◇安比高原GC(岩手県)◇6,640yd(パー71)

プロ4年目の21歳、ツアー未勝利の柏原明日架が6バーディ、2ボギーの「67」でプレーして4アンダー。初日は日没サスペンデッドとなったが、今季メジャー初戦の「ワールドレディスサロンパス杯」に続く、今季2度目の首位発進を決めた。

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午前組でインから出た11番(パー5)、残り100ydの第3打を52度のウェッジでピン手前3mにつけてバーディを先行。18番(パー5)をボギーとしたものの、「ミスをしても引きずらない。無理せず、最悪を想定しながら」と、ティショットをラフに入れた続く1番は、約4mを沈める渾身のパーセーブで切り抜けた。

ハイライトは終盤に差し掛かった5番(パー5)からの4連続バーディ。30ydのアプローチから5m強を流し込んだ5番以降、いずれもミドルパットを沈めてリーダーボードを駆け上がった。年間契約を結んだキャディ、コーチと「目標を明確化したことで調子の波が小さくなった」と話した。

前週は国内女子ツアーをスキップし、韓国女子ツアー「ハンファクラシック2017」に出場した。世界で活躍目覚ましい韓国人選手のホームでの試合。「自分の位置、実力を知るため」と渡韓したが、成績は69位タイと振るわなかった。

だが、同世代が優勝争いを繰り広げる展開に「日本ツアーでは“まだ(自分は)新人だから、若いから…”と言い訳してきた部分もあったけど、同世代の選手が世界で活躍するなかで経験の差などと言っていられなくなった」と、成績以上に感じるものは多かったという。

「強くなりたい」という思いを改めて実感した。心技体、総合力が問われるメジャーの大舞台。「気持ちだけはフラットに保っていきたい」と、残り3日を戦い抜く心意気だ。(岩手県八幡平市/糸井順子)

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