尻上がりに調子を上げて、3位フィニッシュを果たしたキム・ハヌル

◇国内女子◇ゴルフ5レディス 最終日(3日)◇ゴルフ5カントリーオークビレッヂ(千葉県)◇6373yd(パー72)

賞金ランキング1位のキム・ハヌル（韓国）が、最終日にノーボギーの「67」を出して通算4アンダーの3位フィニッシュ。右肩痛のためにプロアマ戦（8月31日）を途中棄権したが、徐々に復調。最後は「90%くらい大丈夫」と笑顔でホールアウトした。

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気温の上がらなかった初日は、痛さからショットのたびに思わず「あーっ」と声が漏れた。女子テニス界で声を出しながらショットすることで有名なマリア・シャラポワ（ロシア）と、ハヌルの“空”に引っ掛けて、キャディには“ソラポワ”とからかわれたという。それでも、「先々週からショットが悪かったけど、最終日はショットもパットも良かったので満足です」と、最後はこの日に着ていたブルーのウェアのような爽快な笑顔が戻った。

次週は昨年11月の「LPGAツアー選手権リコーカップ」、今年5月の「ワールドレディスサロンパス杯」に続く公式戦3連勝が掛かる「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」が控えている。今夜のうちに開催地の岩手県へと移動予定で「メジャー優勝はあまり意識していません。全部の試合が大事だと思っています」と微笑んだが、いやがおうにも注目は集まるはずだ。（千葉県市原市／今岡涼太）