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母校の初甲子園に奮起 諸見里しのぶが今季2度目の予選通過

◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(5日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6476yd(パー72)

イーブンパーの19位から出た諸見里しのぶが4バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「74」でプレーして、通算2オーバー35位。4月の「フジサンケイレディスクラシック」に続く今季2度目の予選通過を果たした。

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スタートホールの1番で、フェアウェイからの第2打はグリーン左手前にショート。あごの高いバンカーからのショットはグリーンに届かずラフへと転がり、アプローチも寄せきれず4オン2パットのダブルボギーとした。2番(パー3)もボギーとし、序盤2ホールでスコアを3つ落とした。

7番でこの日1つめのバーディを奪うと、9番(パー5)では上から6mの距離を沈めて2つ目とした。予選カットが頭を過ぎった終盤の17番では、手前から4mを沈めてバーディ。「集中マックス、強い気持ちだった」と、耐えに耐えてねじ込んだ。

完治不能と診断された「第四肋軟骨の炎症」と向き合いながらも、昨年後半からは練習量を増やし、QTランク32位で今季の出場権を得た。今週を含め14試合に出場しながら、カットラインに1打、2打と届かず予選落ちを繰り返した。

今夏、そんな諸見里を奮起させる知らせが舞い込んだ。母校のおかやま山陽高校(岡山県)が甲子園初出場を決めたのだ。「人生で一番わくわく、ドキドキ。まさか自分の母校が甲子園出場を決めるなんて夢にも思わなかったから」。在学中に野球部とは一緒に練習したこともあり、「頑張ってほしい。とにかく1回戦を突破して!」と願っている。

9日(水)の聖光学院(福島県)との1回戦に勝てば、2回戦は14日(月)の予定。差し入れを持って応援に行くことも画策中だ。「(ファンの方も)私のことをそんなふうに(ドキドキしながら)応援してくれているんでしょうね」。

「あしたはひとつでもスコアを伸ばせるようにプレーしたい」。上位フィニッシュで先輩の意地を見せたい。(北海道北広島市/糸井順子)

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