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開幕戦5パットからの復調 三ヶ島かなを“変えなくした”父の一言

◇国内女子◇ニチレイレディス 初日(16日)◇袖ヶ浦CC新袖C◇6566yd(パー72)

20歳の三ヶ島かなが4バーディ、1ボギーの「69」とし、3アンダーの8位で発進した。「悪くない感じです」と笑顔を見せた。

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自身も期待感を抱き、今季の開幕を迎えた。昨年末の最終QT(予選会)を1位通過。注目され「1月ごろまで取材で忙しかった」。さらに「状態も良くて、すごく楽しみだった」。飛躍の年と意気込んだが、出鼻をくじかれた。

開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の初日。3ホール目の12番で痛恨の5パットを喫した。「(2016年の)マスターズでアーニー・エルスが短いパットを外したような感じでした。開幕3ホール目ですよ??どうしようかと焦って、そこから(パットに)恐怖心が出てきた」。

本人がイップスと疑うほどのパット不振に陥り、5戦連続の予選落ちも経験した。平均パット数54位だった昨季は、1年間でパターを9本も替えた。「悩んでいて新しいものが目の前に来ると、良く見えちゃうんです」。

今季もいつもの癖でパター変更を決意したが、それでも開幕戦で使ったオデッセイSTROKE LAB パター #1Wを未だに使用する。キャディを務める父・直さんに「気持ちの問題なんだからコロコロ変えないで、これで練習しなさい」と言われたからだ。

「いろんな人に相談して、自分でも考えて出した結論は、心の問題だということ。ストロークはおかしくない。だから、どうにかするしかないと思った」。ガムシャラに練習を続けて徐々に恐怖心を克服した。

ショットの状態は良く、今季のフェアウェイキープ率5位。88位の平均パット数が低迷の原因なのは明らかで、「パットが決まりだしたら結果を出せると思うので、楽しみなんです」と言った。

今年、拠点を故郷の福岡から大阪に移した。「試合後に家に帰れるようになったのは大きい」と、父の運転する車で転戦できる日々にありがたみを感じる。今大会の最終日は、父の日だ。「わたしはトップ10入りしたら自分へのご褒美で時計を買うと決めている。父にも時計を渡しますよ!」。(千葉市若葉区/林洋平)

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