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宮里藍「これ以上ないプロ生活」一問一答<2>/引退会見

今季限りで引退を表明した宮里藍が29日、都内のホテルで記者会見を開いた。

―まだやれると思っている人も多いが
「そう言ってもらえるのはすごくうれしいけど、いま頑張れているのは期間限定だからだと思う。これが続くかと言われると、今季いっぱいと決めたからだという感覚がある。プロとして結果を残し続けるというところがすごく難しくなった」

―常にメディアにも協力的な選手でしたね
「ありがとうございます(笑)。父からの教えで『プロゴルファーである前に普通の人でありなさい』と言われていました。もし、それが出来ていたら父の教えが良かったのだと思う」

―座右の銘を改めて
「意志あるところに道はある、です。これからも大事になると思う。今後に関しては自分に正直にゆっくりと模索していきたい。まだ次の意志は固まっていないのですが、それはそれでいいかな」

―世界で活躍できた要因は
「しっかり自分自身と向き合えたこと。わたしは少し趣味に近い部分はあるのですが(笑)。アメリカでやるにしろ日本でやるにしろ、一度は自分がわからなくなる。誰もが一度は通る。どれだけ忍耐強くいられるか。わたしは小柄でショットの精度と小技で勝負をしていた。それに加えてメンタルトレーニングも加わって土台になった。必ずしも体格差がハンデになるわけではなくて、自分自身をコントロールして、自分のゴルフを信じることでここまでこられた」

―引退後の生活は
「まだ具体的に全然決まっていなくて。本当に年内は自分のエネルギーのすべてを残りの試合に注いで、それから少しゆっくりして自分に何ができるのか改めて考えていきたい」

―近々、結婚というのは
「いまのところないですね。すみません(笑)」

―両親に伝えたいことは
「たくさん支えてもらいました。父はコーチとして、たくさん喧嘩もしましたし、素直ではないわたしを理解してもらえて、最後の方は歩み寄れたかなと思うのですが。わたしの両親に関しては見守るという表現がぴったりなんです。遠くから見守ってくれて、すごくありがたかったし、間違っている方向にはいっていないと思えた」

―これからの若手たちにメッセージ
「何回かでしたが、一回りぐらい年齢の違う若手と一緒に回る機会があって。いまはゴルフがうまい選手がたくさんいて、これからがすごく楽しみ。でもアメリカでやっていると、いまの日本ツアーはすごく良いと客観的に見られる分、逆に危機感というか、永遠に続くわけではないと思うので。やっぱり若い選手にはプロ意識を持って、支えてくださる方に感謝の気持ちを持っていれば、ずっと続いていくと思う。もちろん皆さん、ちゃんと出来ているけど、年齢を重ねるごとに難しくなる部分もあるので、その軸をぶらさずにやって欲しい」

―どんなプロ生活だった
「わたしとしてはこれ以上ないプロ生活だったと思っています。引き際のさみしさよりも、これだけ多くの方々にサポートしていただいて、感謝の気持ちを胸に今シーズンを戦えることは幸せです。ゴルフを通じていろいろな方と出会えて、人生が豊かになった」

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