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宮里藍、国内参戦は次週で「一区切り」 ラストゲームは未定

2017/05/29 15:16

女子ゴルフの宮里藍は29日の引退記者会見で、次週6月8日に開幕する「サントリーレディス」(兵庫県・六甲国際GC)で、国内ツアーへの参戦を「一区切り」する考えを示した。所属するサントリーの主催競技には2年ぶりの出場となる。

ラストゲームは「今のところまだ決めていないのが現状」とする一方、サントリーレディスの後は主戦場の米国ツアーに戻り、「メジャーにも全部出たいし、エビアン選手権(9月14日~/フランス・エビアンリゾートGC)まではしっかり出ていきたい」とした。

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日本ツアーを含めて「できるだけたくさんの試合に出たいけれど、今のところはエビアンまでプレーして、そこからどうしようかな、という感じです」と述べた。

宮里は今季、地元・沖縄県での開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に6年ぶりに出場。クラブ契約を結ぶブリヂストンスポーツ主催の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」に12年ぶりに出場するなど、例年にない異例のスケジュールが続いていた。今季限りの引退を決めたことで、意識的に縁が深い大会へのエントリーを続けてきたことがうかがえる。

宮里は、高校3年生だった2003年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」を制覇して一躍時の人となり、観客数の大幅な増加に貢献。今に至る女子ゴルフブームの火付け役になった。06年から主戦場を移した米国ツアーでは通算9勝を挙げたほか、10年には日本人初の世界ランキング1位に立つ快挙。今も憧れの選手に宮里藍の名前を挙げるジュニアゴルファーは多く、次世代に与えた影響力の大きさは計り知れない。国内ツアー通算15勝。賞金ランキング最高位は2位(04年、05年)。

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