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惜敗続きで得た経験 川岸史果、初Vまでの距離

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 事前(25日)◇オークモントGC (奈良)◇6538yd(パー72)

川岸良兼の次女で今季好調の川岸史果は、開幕前日のプロアマ戦で最終調整した。ツアー6勝の父は男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」に出場中。「記憶にはない」という父との同週参戦に「どっちも頑張れたらいいですね」と意欲を見せた。

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朝から降り続いた雨でプロアマ戦は13ホールに短縮。ジャック・ニクラス設計の難コースを確認した。「段が多くてグリーンが難しいので、アイアンショットの調子が大事になる」と落としどころを警戒した。

3位だった前週を終えて、翌22日(月)はプレーオフを制して出場権を得た計39ホールの「全米女子オープン」最終予選会と過密日程。「さすがに疲労が残った」と笑ったが、翌火曜日をオフとして回復傾向にある。「早く勝たないと、とは思う。優勝争いをできれば」と意気込んだ。

ルーキーイヤーでトップ5入り4度と堂々の結果。初タイトルには届いていないが、競り負けた”格上”のライバルたちから学ぶものも、22歳にとって財産になる。

開幕戦で負けたのは3度の賞金女王を経験したアン・ソンジュ(韓国)。今季の初メジャー「ワールドレディス選手権 サロンパスカップ」で敗れた賞金ランク1位のキム・ハヌル(韓国)、前週に最終組の1組前で同組だったテレサ・ルー(台湾)の共通点は、「やっぱり最後に決め切る力を持っているか。それがないと勝てない」と分析した。

その力を獲得するには「経験していくしかないのかな?と思う」というが、今季だけで最終日最終組を3度経験した。加えて今大会は、前週優勝の上田桃子や賞金ランク2位の鈴木愛らが出場していない。「チャンスはチャンスだと思いますよ」とうなずいた。(奈良県山添村/林洋平)

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