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焦りは禁物! 鈴木愛を変えた幼馴染みのひと言

◇国内女子◇サイバーエージェントレディス 2日目(29日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇6501yd(パー72)

9位タイから出た鈴木愛が5バーディ、2ボギーの「69」と伸ばし、通算5アンダーの首位タイに浮上した。「珍しくショットの調子が良かった」と強風で上位が伸び悩む中スコアを伸ばし、今季初めてリーダーボードのトップに立って最終日を迎える。

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この日イーブンで折り返したバックナインで加速した。13番(パー5)で3m、16番で3.5mのチャンスを決めると、17番(パー3)では3mのバーディパットを前に雷雨接近による中断を挟んだが、「リラックスする時間ができたので、落ち着いて打てた」とこれを真ん中から沈めて5つ目とした。

昨季は2勝を挙げながらも、「優勝したい気持ちが強すぎて、体がついてこないことが多かった」とメンタルコントロールに課題を残したという。今季は直近3試合で3位、4位、6位と好成績が続いており、「今のところは焦らずにできているので、調子が上がっているのだと思う」と、昨季からの変化を実感している。

きっかけになったのは、一カ月ほど前に同年代の幼馴染みから送られたひと言だった。「焦っても良いことはないし、そのときに自分ができるプレーをすればいいんじゃない?」。その旧友はプロサッカー選手を目指してオーストラリアで修行中の男性とのこと。同じく高みを目指しているアスリートの言葉だけに、鈴木は素直に受け入れることができたという。

「気持ちが先走ってしまうかもしれないけれど、1日落ち着いてできればチャンスは来ると思う。焦らずにやっていきたいです」。幼馴染みの助言を胸に、3人が首位に並ぶ混戦の最終日に臨む。(静岡県三島市/塚田達也)

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