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1Wの出球を「1段階低く」微調整 渡邉彩香が地元で首位発進

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 初日(30日)◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(静岡県)◇ 6568yd(パー72)

地元・静岡で渡邉彩香が5バーディ、1ボギーの「68」で4アンダーとし、申ジエ(韓国)と並んで首位スタートした。16年3位、15年優勝という好相性のコースで、「知っている人もたくさんいた」というギャラリーたちの期待に応えた。

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直近は2試合続けてトップ10入り。それでも、最大の武器である1Wには不安があったという。「出球が高いし、振ろうとするとつかまって左に行ってしまう」。その不安を解消するために、今週は新ヘッドの1Wを投入した。「P01-7」と刻印されたプロトタイプは先週までと同様だが、ヘッド内部のウェイトがよりフェース近くに配置され、出球は「1段階低く」、振り切っても左へは飛んでいかない。「きょうに関しては良くなった。フェアウェイキープも出来ていたし、何より感触が良かった」と満足げに微笑んだ。

「1Wが良くなって、アイアンも良くなった」と、インから出た前半は2バーディ。後半も「4~5m」のバーディパットを2度沈めるなど、さらに3バーディを積み重ねた。「先週、先々週はパターのおかげであの位置にいけた。今週もいい感じだと思う」。好調なパットが、復調したショットに噛み合った。

熱海市にある実家から、コースまでは約2時間。自身はコース近くの宿に泊まるが、家族や知人は県内を横断して応援に駆けつけている。今週、何か地元らしいことは?と問われると、「さわやか?」と、静岡県内で30店舗を展開するげんこつハンバーグが有名な炭焼きレストランの名を挙げた。「まだ行ってないけど、熱海にはないので行きたいですね(笑)。」

あすは雨予報が出ているが、飛距離が武器の渡邉は「プラスになるんじゃないかなと思う」と余裕の笑み。「すごくいいスタートだと思う。難しい葛城で、初日60台で回れたというのはプラスに考えたい。あと3日間、きょうみたいなリズムで出来たらいい」と、大会初となる複数回優勝へ挑む。(静岡県袋井市/今岡涼太)

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2017年 ヤマハレディースオープン葛城



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