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川岸史果の初優勝はまたもお預け 父・良兼「もう見てられない」

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 最終日 (26日)◇UMKCC(宮崎県)◇6484yd(パー72)

首位タイで出た川岸史果は2バーディ、2ボギーの「72」と伸ばせず、2打差の通算7アンダー3位でツアー初優勝を逃した。急きょ応援に駆けつけた国内男子ツアー6勝の父・川岸良兼が見守る中、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に続いて最終日最終組で競り負けた。

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初の“父娘V”はまたもお預けとなり、川岸は「悔しい」と肩を落とした。安定感あるアイアンショットを見せたが、「2~3mのチャンスが入ってくれなかった」と1バーディにとどまった前半を悔やんだ。

優勝した若林舞衣子に逆転を許す展開で、後半16番では10mのバーディパットを決めて1打差に迫った。直後の17番でボギーを叩いて勝負あったが、本格参戦1年目の4戦目で、すでに2度の最終日最終組を経験。「開幕戦もですけど、これからの課題は最終日にどうスコアを出すかです」と、改めて反省を胸に刻んだ。

「首位で最終日を迎えたら応援に行く」と話していた父の良兼は、出だしの1番を見終えると「もう俺は帰るよ~」と冗談混じりで苦笑い。その後も人陰に隠れながら、ソワソワと戦況を見守ったが、バックナインに入って優勝争いが大詰めを迎えると「もう見てられない」と車に戻ったという。

普段はゴルフの話を一切しないという父娘だが、母の麻子さんは「(良兼も)初優勝は見たいみたいよ」と笑って話した。(宮崎市/林洋平)

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