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高麗グリーン攻略でキム・ハヌルが単独首位

◇国内女子◇LPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(26日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6448yd(パー72)

首位と3打差2位から出たキム・ハヌル(韓国)が5バーディ、ボギーなしの「67」でプレーして、通算9アンダーの単独首位に立った。2日目、9番(パー5)で第3打の約18mのロングパットをパターで沈めてイーグルを奪取。「あのイーグルはラッキーだったけど、そのあとパターの感じが良くなった」と、この日の吉兆を予感させた。

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球の転がりが独特な高麗グリーン。2日目の18番で上りのパットを「強めに入れたら、ボールがラインから外れた」とボギーとした。芝目に対するストロークの違和感に気づき、ラウンド後すぐに練習グリーンで調整を施した。

「上りの逆目は、手に力が入って強いタッチになると、転がりが悪くなる。下りのパットのように大きなストロークで流すようにして打ったら入るようになった」と“気づき”が奏功。韓国にはない高麗グリーンも、オフの合宿でプレーしたタイや沖縄で積んだ経験が活き、攻略につなげた。

「今年勝った選手が集まる大会なので、強いフィールドで優勝できることは大きな意味があると思う」。日本でツアー2勝を挙げるキムだが、メジャーは未勝利。後続に2打差をつけ、「みんな調子を上げてきているけど、優勝に対して一歩進んだのはわたし」と笑みも。シーズン最終の女王決定戦で、スマイルクイーンは最高の輝きを放つか。(宮崎県宮崎市/糸井順子)

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