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「パター握る感覚ない」左ひじ痛の藤田光里、好発進にも不安

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 初日(17日)◇エリエールGC松山 (愛媛県)◇6474yd(パー72)

賞金ランク50位までに与えられる来季の賞金シード争いが佳境を迎えている。49位で逃げ切りを図る藤田光里、52位から逆転を狙う藤本麻子は大会初日をともに5バーディ、ボギーなし「67」でプレーし、5アンダー5位と好発進した。当落線上のランク50位の茂木宏美は2アンダー25位。同51位の香妻琴乃は1オーバー66位で出遅れた。

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藤田は一昨日、夏から痛みのあった左ひじが激痛に襲われた。「ひじをぶつけたときような感じ。これほどの痛みが出たのは人生初」。睡眠を妨げるほどだった。今でも左腕にしびれは残り、「腕の内側から薬指、小指、手のひらは、触られても分からない」。

1球でプロアマ戦を棄権した前日には、医師の診察を受けた。診断は、神経の圧迫で起きる『肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)』。重症になると手術も必要とされるほどで出場も危ぶまれたが、患部にテーピングを巻き、痛み止めも飲んでギリギリで間に合わせた。

インから出ると10番(パー4)でバーディ先行。18番では「パターは握っている感覚がない」中で、6mのフックラインを読み切った。「もうやるしかないと吹っ切れた」。満身創意で3年連続のシード確保を狙う22歳は「腕がまた痛くなるか不安はあります。順位がどうとかではなく、あすの朝もクラブを振れる状態であって欲しい」と願うように語った。

81万7949円差の逆転で、滑り込みシードを狙う藤本は充実の表情。「気持ち良くできた」。棄権した10月「日本女子オープン選手権」で、痛みの強くなった足首の状態は上向き。「水はたまっているけど、もう全然です」。3週前からは父にキャディを任せている。「番手や風の前に、失敗しても『次にいくぞ』っていうタイプなので心強い。『やるしかねぇ』という感じなので、わたしも背中を押される」。親子で7年連続のシード権をつかみにいく。(愛媛県松山市/林洋平)

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