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高校最後のツアー戦か!?勝みなみ、今季22試合目は予選落ち

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 2日目◇武蔵丘GC(埼玉)◇6580yd(パー72)

勝みなみ(鹿児島高3年)のシーズン22試合目は、今季6度目の予選落ちで終わった。通算6オーバーの60位。23日(日)まで兵庫県で試合をし、翌24日(月)に今大会の主催者推薦選考会(マンデートーナメント)に出る過密日程も影響したが、「こういう経験も大事」と清々しかった。

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現時点で今季の残り試合の出場予定はなく、11月「伊藤園レディス」のマンデートーナメントを受ける。そこで通らなければ、今大会がシーズン最終戦となる。来年3月1日に卒業式を控え、高校生として臨む最後のツアー戦となる可能性もある。来季はプロテストの合格を最優先に、今年と同じように推薦を得られた試合を中心に出場していく。

アマチュア史上初の2勝目で即プロ転向-。自身の描くシナリオをかなえるため、試合前には必ずと言っていいほど「優勝を狙います」と口にしてきた。だが最近、少し様子が変わった。目標を問われると「予選通過ですかね」と繰り返す。明らかな下方修正だった。

「焦りもあった。母とも話してみて、優勝を基準にするのは高過ぎたのかもしれないなって。今年の1年は、つらかった。きつかったし、ここ2年くらい、その(優勝を狙う)気持ちを経験して、ずっとそういう(つらい)感じがあったので」

6月「ニチレイレディス」では完全優勝に王手をかけながら、2位。36ホールに短縮された「スタンレーレディス」では1打差を追って最終日を迎えたが、7位で終えた。「チャンスはあったけど、つかみきれなかった」

人生のテーマは「爆笑」とニヤける。「笑って暮らしたいんです。そのテーマを達成するためにゴルフが必要なんです。お金も稼がなきゃ、ですしね」

転戦の融通がきくため通信制の高校を選択するジュニアも多いが、女子高生としても楽しみたいと地元の全日制の私立校を選択した。週明けからまた通学する。今後は、卒業試験も待ち受ける。「周りの人はバカなことばっかりやる人が多いんです。最後の高校生活も楽しみたい」。欲張りな18歳は、明るく締めくくった。(埼玉県飯能市/林洋平)

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2016年 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント



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