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不振に苦しんだ比嘉真美子 シード喪失から復活Vのチャンス到来

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 2日目(29日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6580yd(パー72)

下位で苦しんでいた姿はもうない。5位から出た比嘉真美子が「71」で回り、通算3アンダーの4位。首位と2打差の逆転圏内で最終日を迎える。プロテスト合格翌年の2013年に2勝を挙げたが、翌年から極度のショット不振に陥った。昨季は賞金シードを逃すなど、どん底の時期を乗り越えてつかんだ復活Vのチャンス。「緊張感はあると思う。でも1打1打を大切にやっていきたい」と、静かに闘志を燃やした。

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最終18番(パー5)で2mのバーディパットを決めて、優勝戦線に踏みとどまった。風速10.2m/sのコンディションに多くの選手が苦しんだ。2ボギーを叩いたが、「ショートゲームでカバーできた。きょうはナイスプレー」と胸を張る。奪った3つのバーディは、すべてパー5。「獲るべきところで獲れている。良い状態になってきた」と納得顔だ。

賞金ランクは現在54位で、50位以内に与えられる来季シード権争いの渦中にいる。今大会で単独3位以上に入れば当確の2000万円を上回る。2日目を終えて2年ぶりの賞金シードにも前進したが、「もちろん獲れたら最高です。でも、今の状態ならQTも通ると思うし、(シードを逃したとしても)受け入れられる」と落ち着いている。何よりも、復調してきた今の状態が嬉しい。

今大会には、思い入れもある。もっとも不振にあえいだ昨シーズン。5月から続いた予選落ちを18試合ぶりに食い止めた大会だった。「思い出しますよ。去年の今頃はゴルフを出来ていない状態だった」。それから1年。優勝争いのステージに戻ってきた。

ティショットで3Wを多用するなど、マネジメントにも工夫をこらしながら探ってきた復調への道。結果として現れ始めたのは、8月の「ニトリレディス」のころ。14位で終えたが、第2ラウンドを終えた時点で一時は2位になった。「少しずつの積み重ねで、結果として結びつき始めた感じがします」と振り返る。9月「マンシングウェアレディース東海クラシック」では、2年5カ月ぶりにトップ5(4位タイ)に入った。

あす優勝を争う上位陣の韓国勢は、李知姫キム・ハヌルイ・ボミと強敵がズラリと並ぶ。厳しい戦いが待ち受けるが、比嘉の表情には充実感が漂う。「本当に乗り切ったなっていう感じがある。ゴルフ場に行くことも嫌だったこともあった。この1年、逃げずにやってきたので」。胸に期する想いは、人一倍だ。(埼玉県飯能市/林洋平)

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2016年 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント



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