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スポーツ心理本を熟読中 青木瀬令奈が見据える初Vへの道筋

北海道の小樽CCで開催中の国内女子ツアー「ニトリレディス」2日目、青木瀬令奈が6バーディ1ボギーの「67」(パー72)でこの日のベストスコアをマークし、一気に通算3アンダー2位タイまで浮上した。

出だしの1番で約8mのフックラインを決め、停滞した前日の流れを振り払った。3番でボギーを叩いたが「うまく切り替えられた」という。5番から2ホール続けて約2mにつけた。さらに7番では下りの約9mを沈めて3連続バーディ。難コースで浮上した。

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勝つためのラストピースを探している段階だ。6月「サントリーレディス」の2位など今季はすでにトップ10が5度。「ショットも良くなっている」と状態はいい。辛酸をなめてきてきた勝敗のポイントについて、「やっぱりトップの選手たちは流れのつかみ方がうまい」と分析している。「スポーツ心理学」の本を熟読するようになり、印象に残った部分はノートに書き写している。

実はこの日、8番でも3mとチャンスにつけていた。4連続バーディを狙えたが「良い流れのときは、無理にバーディを狙いにいかない」と、逸る気持ちをぐっと抑えた。攻めてミスが出て、流れが途切れることは避けたい。結果、バーディパットを外したが、自然体のプレーで、続く9番からの連続バーディにつなげた。

トップ選手は「サンデーバックナインで自分の流れに持っていくのがすごい」と舌を巻く。「私も流れを自分で作れれば、優勝できる位置にいる」と胸を張り、週末を見据えた。(北海道小樽市/林洋平)

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