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首位浮上の鈴木愛 「早くて再来年」米ツアー挑戦を視野

北海道の札幌国際CC島松Cで開催されている国内女子ツアー「meijiカップ」2日目。15位から出た鈴木愛が8バーディ、1ボギーの「65」でプレーして、通算8アンダーの首位タイに浮上した。

2週前に米国で開催された国別対抗戦「ULインターナショナルクラウン」、前週の海外女子メジャー「全英リコー女子オープン」から帰国したばかり。数少ない世界のトッププレーヤーとの戦いに刺激を受け、「早くて再来年から」と、米ツアーに主戦場を移すことを視野に入れていると明かした。

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転戦の2週間は、すでに米ツアーでプレーしている宮里美香のチームらと交流。選手、キャディ、トレーナーからも米ツアーで戦う上でのアドバイスを受け、チームで戦うことの重要性を説かれた。それらを踏まえた上で、懸念点として挙げるのはキャディのこと。鈴木は現在、「キャディと選手、互いの好不調の状況を尊重し合いたい」と言う理由で、専属キャディを付けていない。

帰国後は以前よりも、海外志向が強くなった。「アメリカに行こうと思ったら、来年は(国内で)キャディさんと年間契約でやっていくことを真剣に考えてみようと思っている」。普段は物事を計画的に行えないタイプと認める鈴木だが、具体的な計画案まであると話した。

この日はアプローチが冴え、チャンスメークから8つのバーディを量産。海外連戦で弱点を痛感したショートゲームのバリエーションを増やすため、すぐに練習メニューに組み込んだことも奏功した。

「落ち着いて出来ている。先々週、先週の(海外の)コースが難しかったし、日本はコースも広くてボールも止まる。良い意味でスコアを気にせず思い切りプレー出来ている」。昨年プレーオフで敗戦を喫した今大会で、今季2勝目をつかみにいく。(北海道北広島市/糸井順子)

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