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プロツアーで優勝も 日比二重国籍の14歳がローアマ争い

国内女子ツアー「サントリーレディス」2日目を終えて、海外選手を含む15人のアマチュアのうち5人が決勝ラウンドに進出した。通算イーブンパーの36位につけるのが、日本人の父とフィリピン人の母を持つ14歳のユウカ・サソウ(笹生優花)だ。

現在は、日本とフィリピンの二重国籍を持つ。生まれはフィリピンで、日本には4歳から4年間ほど住んでいたといい、取材には流ちょうな日本語で答えた。その後はフィリピンに戻り、父の影響で8歳後半からゴルフを始めた。無料で練習やラウンドができる父親のメンバーコースで腕を磨き、1年後には初出場のジュニア競技で優勝したとのことだ。

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得意クラブは1Wで、身長164.5センチ、59キロから放たれる距離は平均260ydとすでにプロ並み。現在はフィリピンのナショナルチームに属し、5月に出場したフィリピン女子ツアーでは並み居るプロを押しのけて、3打差で優勝を遂げた逸材だ。

初めての日本ツアー出場となった昨年大会は85位で予選落ち。1年を経て「去年よりドライバーがフェアウェイに行くようになって、パットもうまくなった」と、成長を実感する場となっている。週末にローアマチュアを争う蛭田みな美畑岡奈紗勝みなみらライバルたちは、国際競技で何度も戦ったことがある面々。「目標だった予選通過ができたので、ローアマに向けて頑張りたいです」と、まだ幼さが残る表情を引き締めた。(兵庫県神戸市/塚田達也)

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