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火の国の女は強かけん!笠りつ子は最終日へ焦らずあわてず

静岡県の川奈ホテルゴルフコースで開催中の国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」2日目、単独首位で出た熊本県出身の笠りつ子が5バーディ、1ボギーの「68」でプレーして通算10アンダーとした。後続に1打のリードをつけて最終日を迎える。

チャンスホールの5番(パー5)で、残り207ydからの第2打を5Wで振り抜き、2オンに成功。ピン手前4mのイーグルチャンスは外したが、2パットで沈めてバーディを先行した。続く7番では1.5m、9番(パー3)では奥2m強からのチャンスを沈めて、攻勢をかけた。

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初日から手応えを感じていたショットは好調を保ち、この日叩いたボギーはグリーンを外すとパーセーブが厳しい17番(パー3)の1つだけ。「完全なショットミス」と語った。

応援、期待、気遣い、同情…。地震被災地の熊本勢に注目が集まる今週。強いプレッシャーのかかる中、開幕前から常に明るく気丈に振る舞っているのが笠だ。「火の国の女は強かけんね」「すごく励みになる、わたしも頑張るよ」。テレビに映る活躍は、避難生活を続ける親友にもしっかり届き、スマートフォンのメッセージとなって返ってくる。

「負けていられないという気持ちは誰よりも強い」。難攻不落とされる川奈だが、今年はここまで風も弱い。焦らず、落ち着いて―。初日から使うフレーズを自分に言い聞かせるように繰り返した。(静岡県伊東市/糸井順子)

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