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『藤田幸希』改め『藤田さいき』のリニューアルプラン

午前中を中心に強い風雨に見舞われた国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」の3日目。この日アンダーパーを記録したのはわずか6人という難コンディションで、11位から出た藤田さいきが気を吐いた。5バーディ、2ボギー、この日のベスト「69」をマークし、通算3アンダーの5位に浮上。首位とは3打差とし、2011年「富士通レディース」以来のツアー通算6勝目に望みをつないだ。

昨年までは『藤田幸希』だった登録名を、今年から『藤田さいき』に変更した。読み間違えが多いことが主な理由で、「“こうき”とか、“ゆき”とか。“さいき”と呼ばれることは、まずなかった」という。「3文字の名前に憧れていた」というが、そこは勝負の世界に住むプロゴルファー。やはり姓名判断の結果も気になるところではある。「(ひらがなは)周りが気にならなくなる、という画数だと言われた。私は神経質なので、じゃあそれで」と決め手のひとつになった。

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良い意味で鈍感であることは、藤田が心がけたいテーマでもあった。「いろいろなことを気にせず、自分の世界にいられる人は強いと思う。ここ数年、感じること」。例えば、これまでは気になっていたギャラリーの携帯電話の呼び出し音。「今は気にせず、集中するようにしている」と、平常心の維持に努めている。この日の強い風雨も、意に介さない。「雨は嫌いじゃないし、沖縄の風だからこんなものかなと。気楽にやるようにしていた」。心を波立たせることなく、淡々とバーディを重ねた。

今年からクラブ契約をフリーにし、昨年まで本間ゴルフ中心だったクラブを一新した。キャディバッグには「直感でぜんぶ選んだ」異なる5メーカーのクラブが入る。開幕の直前まで悩んだというウェッジは『RAZZLE DAZZLE』(ラズル・ダズル)という無名の新興メーカーを選んだ。パットとアプローチは、長く抱える課題でもある。「シンプルにしたいし、いろいろ考えたくないので、前よりも易しいものにした」という。そんなクラブ選択からも、藤田の意識改革がうかがえる。

さまざまな変化を経て迎えた新シーズンの開幕戦から巡ってきたスタートダッシュのチャンス。もちろん、最終日への心構えは決まっている。「優勝はしたいけど、意識はしないように。“あえて”です」。(沖縄県南城市/塚田達也)

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